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2001 Fiscal Year Annual Research Report

メディア・フレーミング効果に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 12610206
Research InstitutionMEIJI UNIVERSITY

Principal Investigator

竹下 俊郎  明治大学, 政治経済学部, 教授 (20163397)

Keywordsマスメディア効果 / フレーミング / 世論 / 内容分析
Research Abstract

(1)理論的研究--フレーミング効果に関する先行研究のレビューを行ない、その中で、フレーミング効果の概念と、議題設定やプライミングといった他の効果概念との関連を整理した。さらに、1)既存のフレーミング研究が、フレームの概念化の仕方に応じて2つのタイプ(事例特殊的なフレームに依拠する研究vs.汎用的なフレームに基づく研究)に分類できること、「問題状況」モデルが有用であるという結論に達した。
(2)受け手調査--平成12年度の予算で実施した、東京都民を対象とする意識調査の結果の分析を進めた。本調査でフレーミング効果の事例として取り上げた争点は経済問題である。事前に実施したフォーカスグループインタビューの結果やメディア報道などを参考にして、一般の人びとが、最近の日本の経済状況やその停滞の原因をどうフレーミングしているかを調べる質問項目を作成した。この質問への回答結果を多変量解析にかけたところ、「問題状況」モデルにほぼ準じた形で項目がグルーピングされ、このモデルの有効性を示唆する結果が得られた。
(3)内容分析--全国紙(朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞等)を対象に、受け手調査で調べた経済問題のトピックやフレームに対応する形で内容分析を企画した。トピックによる分類とフレームによる分類の2次元によって、経済関連の社説や一般記事のコーディングを試みた。しかし、この作業については予想以上に手間取り、現在も継続中である(研究成果のとりまとめが遅れる旨の研究経過報告書を提出した)。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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