2001 Fiscal Year Annual Research Report
小学3年生と4年生の思考・認識のあり方とその両学年の相互関連の授業論的解明
Project/Area Number |
12610298
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Research Institution | Tokai Gakuen University |
Principal Investigator |
日比 裕 東海学園大学, 人文学部, 教授 (60032504)
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Keywords | 学年的発達 / 小学3年生 / 小学4年生 / 子どもの思考体制 / 授業の構造 / 子どもの生活空間 / 複式学級の授業 / 授業分析の視点 |
Research Abstract |
前年度に授業を実施した小学校3年学級、4年学級および3-4年複式学級において、今年度(平成13年度)も授業を実施した。(4年学級は前年度の3年学級である。)[島根大学教育学部附小]3年国語「三年とうげ」(前年度、同じ)4年国語「吉四六話」(国語「一つの花」)、3-4年複式学級国語「わかば学級スピーチ会」(国語「大事なことをおとさず聞こう」)。[島根県飯石郡吉田村立吉田小]3年社会「吉田ってどんなとこ」(社会「わたしたちのまち」)、4年社会「吉田の消防」(同じ)。吉田小民谷分校3-4年複式社会「火事からくらしを守る」(社会「わたしたちのまち」)。[愛知県新城市立新城小]3年国語「サーカスのライオン」(社会「商店街」)、4年国語「ごんぎつね」(国語「一つの花」。[愛知県額田郡額田町立宮崎小]3年算数「何通りあるかな」等(社会「わたたちのくらしと商店」)、同4年道徳「まちがえた服」等(総合学習「お寄りとなかよく」他)。[額田町立大雨河小]3-4年複式総合学習「あそび場を作ろう」(総合学習「こだわりの豆腐作り」)。 これらの研究授業を通して感じたこと、考えたことの一部は、日本教育方法学会第37回大会(於岡山大学教育学部)シンポジウム「21世紀の学校と学びのあり方を考える」(平成13年9月29日)における日比提案に取り入れた。 本テーマの研究授業を進める上でのひとつの大きな問題は、吉田小民谷分校でも、大雨河小でも3-4年複式学級の児童数が3〜4名と、少ないことである。このため、これまでの複式学級の授業(記録)を援用する必要がある。
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