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2001 Fiscal Year Annual Research Report

教師の実践的力量における暗黙知の評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12610302
Research InstitutionNational Institute for Educational Policy Research

Principal Investigator

千々布 敏弥  国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 主任研究官 (10258329)

Keywords教師教育 / 教育研修 / 教育センター / 教員評価
Research Abstract

本研究は近年脳科学の進展により明らかとなりつつある無意識の世界における記憶や意志決定過程に注目し、教師の実践的力量における暗黙知の獲得過程を明らかにすることを課題として、教員人事や教員研修場面において観察される暗黙知の評価事例を分析することを目的としたものである。
教育センターにおける教員研修においては、実践的力量の獲得を重視する傾向が広まりつつある。各都道府県教育センターの研修事例を分析すると、学校現場に赴き実際の授業を見ながらの研修、討議、宿題を課す期間を挟んだ複数日の研修、民間企業での体験などが、ここ数年の間に増大しつつある。ただし、研修を体験した教師がどの程度の実践的力量を獲得したかについて有効な評価手段を有しているセンターは存在していない。課題として意識はしていても、個々の教師を評価することは困難であるとの認識が多い。
指導力不足教員対策に取り組む都道府県が増えつつある。近年一部の都道府県において、指導力不足教員を判定する際の指標を公表しているものの、教師の暗黙知を含めた実践的力量を的確に評価しうるものとはなり得ていない。
現状においては、教師の暗黙知を評価する指標は十分に開発されていないが、都道府県教育委員会や教育センターにおいては、暗黙知を含めた実践的力量の獲得や評価について、その必要性の認識と行政施策が進行しつつある状況が確認された。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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