2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12610309
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Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
井上 研二 広島大学, 総合科学部, 教授 (50243522)
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Keywords | ロシア / 民族問題 / ユダヤ人問題 |
Research Abstract |
平成14年度は、研究計画に基づいて夏休み後半の9月下旬から10月初めにかけてザカフカスの1国であるアルメニアの首都エレヴァンを訪れ、エレヴァン人文大学学長のミハイル・アミルハニャン教授の助言をもらい、アルメニア・アゼルバイジャン関係の文献・資料を収集したほか、キエフ(ウクライナ)、モスクワ(ロシア)各都市を回って引き続きロシア・ウクライナ関係やユダヤ人問題の資料収集を行ってきた。また3月4日から9日までサンクトペテルブルグ(ロシア)を再訪し、サンクトペテルブルグ大学歴史学部のフィリポフ・アレクサンドル助教授や村松昭南・在サンクトペテルブルグ日本総領事と会って研究上の助言を受けるとともに、情報交換を行い、報告書を書くうえでの最終的な資料収集を行ってきた。 今年度はグルジアのパンキシ渓谷に逃亡しているチェチェン武装勢力をめぐって緊迫が続くグルジア・ロシア関係について「世界週報」に小論を発表した。また最終年度でもあるので、研究課題である「旧ソ連の民族問題」について報告書をまとめた。
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