2002 Fiscal Year Annual Research Report
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12610331
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| Research Institution | Shimane University |
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Principal Investigator |
相良 英輔 島根大学, 教育学部, 教授 (70124071)
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| Keywords | 奥出雲 / 地主 / 鉄師 / 砂鉄 / 鉄穴(かんな)流し / 木炭 / 銑鉄 / 鋼 |
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| Research Abstract |
本年度の研究活動は、昨年と同様島根大学図書館蔵「山陰新聞」のマイクロ版コピーのなかから、在来産業関係記事を切りぬき、整理したこと、3件の史料調査をしたことである。研究成果としては、二点論稿を発表した。
本年度コピーした新聞記事は、主に大正時代の6年までのもので、これを切りぬき、整理した。主な記事は、農業、畜産業、養蚕業、製糸業関係のものである。
史料調査については、山口県文書館、山口県立図書館の調査で2泊3日、和歌山県立文書館、和歌山県立図書館の調査に2泊3日、島根県簸川郡佐田町へ和牛(畜産業)の調査で3泊4日となった。山口市での調査では、木綿、木炭史料を収集した。和歌山市調査では、木炭関係史料を収集した。島根県簸川郡佐田町の調査では、畜産業の実態調査を行なった。このほか、研究活動としては、島根県奥出雲のたたら史料の分析をすすめた。
その研究成果として、『櫻井家住宅調査報告書』に「松江藩の成立と鉄山業」「櫻井家の系譜」「櫻井家の鉄山経営」を掲載し、さらに大学コンソーシアム山陰主催第1回シンポジューム『はじめよう!!山陰学』に「19世紀奥出雲におけるたたら製鉄業」を発表した。
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