2002 Fiscal Year Annual Research Report
「史料管理学」文献情報の調査・収集と蓄積・検索システムに関する研究
Project/Area Number |
12610360
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
山田 哲好 国文学研究資料館, 史料館, 助教授 (70220390)
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Keywords | 史料管理学 / 文献情報 / データベース |
Research Abstract |
我が国では、未だ「史料管理学」としての学問分野が確立されていないことに鑑み、独自の学問分野を構築することは、各所蔵先の史料保存の現状からみても急務の課題である。そのためには、これまで展開されてきた我が国の史料保存運動や文書館設立運動を踏まえながら、これらに関する文献情報の調査・収集を多角的に行い、それをもとにデータシートを作成し、さらに迅速な検索システムを構築して、広く提供可能なデータベースを作成することは、最も基礎的でかつ不可欠なテーマであり、本研究が目指す目的である。 本年度における当該研究に関する文献情報の調査・収集は、岡山県総合文化センター、広島県立文書館、和歌山大学図書館、和歌山県立文書館、愛知県公文書館、愛知県図書館を対象に行った。 また、データベースの作成については、リレーショナル・データベースソフト(最も汎用性の高いアプリケーションソフトであるExcel)を用いることとし、データ入力フォーマットの策定を終えた。構築したデータベースは、文献の典拠となった「史料管理学文献典拠データベース」(書名、書名ヨミ、機関名、府県コード、初号、終号、終号年、新着、欠号、注記、ISSN、IABN)とメインである「史料管理学文献データベース」(タイトル1、タイトル2、編著者1、編著者2、編著者3、誌名1、誌名2、巻次、出版地、出版年、頁、一般注記、内容、検索コード1〜5、ISSNコード)のふたつである。今年度は、平成12・13年度に調査・収集した分を含めて、文献情報を採録した「データシート」を基礎に、補助者の協力を得て、データベースへの入力作業と校正を終えた。なお、最終的な採録文献件数は、1,738件にのぼる。
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