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2001 Fiscal Year Annual Research Report

援助供与の効果の政治経済学-「相互依存モデル」による統合の試み-

Research Project

Project/Area Number 12620086
Research InstitutionTokyo Woman's Christian University

Principal Investigator

星野 英一  東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (50229176)

Keywords政府開発援助 / ODA / 開発協力 / 相互依存モデル
Research Abstract

本研究は,発展途上国に対する開発援助政策をめぐる理論的・政策的課題に応えるために,「相互依存モデル」の枠組の下で,日本の政府開発援助(1975-1995)について,援助供与の効果を,(1)援助は供与国の政治的・経済的な利益を増進するのか,(2)供与された援助は途上国の経済成長と分配の平等に貢献するのか,という2点に分けて検討することを目的としている。
昨年度は,上記2点についての先行研究の調査を完成させ,統計的研究については,Integrative Research ReviewやMeta-Analysisの手法を利用して整理し,中間結果を紀要論文に発表する予定であったが,時間的制約などから先行研究のサーベイが十分ではなかったため,論文の執筆が遅れた。現在9月発表の予定である。
本年度は,日本の政府開発援助(1975-1995)を実証分析の対象として検討するための資料収集を行ない,収集したデータの分析に取り掛かったが,まだ満足な結果を得られるには至っていない。次年度においてさらに時間をかける必要がある。
ミクロ・レベルでのプロジェクト評価の候補地として,マレーシア,タイ,バングラデシュの3カ国を予定してたが,秋に予定していた視察旅行は,米国における同時多発テロの関係で,実現していない。3月にマレーシア,タイ,フィリピン,シンガポールを訪問し,プロジェクト評価の予備調査と現地研究者からのヒアリングを行なった。
ミクロ・レベルでの評価とマクロ・レベルでの評価とをどう有機的に結びつけるのか,理論的困難もあり,いまのところ新しい知見はない。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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