2001 Fiscal Year Annual Research Report
アジア太平洋地域ネットワークの構築とINGO―その過去と現在、将来への展望
Project/Area Number |
12620100
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
山岡 道男 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (90220235)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 ジョージ 桜美林大学, 国際教育センター, 教授 (40223698)
片桐 庸夫 群馬県立女子大学, 文学部, 教授 (30141112)
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Keywords | 太平洋問題調査会 / IPR / ジョン・B・コンドリフ / Frederick Whyte Diary / フレデリック・ホワイト / 東京大学アジア地域研究センター |
Research Abstract |
本年度も継続して太平洋問題調査会(IPR)に関する資料蒐集とデータ管理を行った。 研究代表者の山岡は、IPR国際事務局初代研究部長のジョン・B・コンドリフ(1891-1981)の未発表の原稿『世界の目: Eyes of the World』が,子息のピーター・G・コンドリフ博士の手元にあることが分かり,同博士の許可を得てPCに保存、プリントした。プリントした原稿はコンドリフ博士による校正が終了したので、次年度に同博士の序文・山岡の解説を付記して刊行する予定である。なお、コンドリフ博士は、本年の3月から4月にかけて早稲田大学の共同研究者として来日、4月1日にIPR研究部会おいて「ジョン・B・コンドリフと太平洋問題調査会」とのテーマで講演を行なう予定である。 研究分担者の片桐が本年度にイギリスにおいて蒐集した資料のなかで、"Frederick Whyte Diary"(British Library蔵、Handwriting unpublished manual)<部分>を東京在住のClifford Monrad Weiss氏に依頼して翻刻した。フレデリック・ホワイトはインド国民議会議長を経て、1927年の第2回IPRハワイ会議に英国が初参加した際、同国グループの代表として出席、会議後に中国国民党政府の顧問となって、英国の対中国政策の修正に大きく寄与した人物である。 最終年度に当たる次年度、提出する「報告書」に(1)東京大学アジア地域研究センター所蔵高木文庫内太平洋問題調査会目録、(2)ジョン・B・コンドリフ著『世界の目: Eyes of the World』、(3)"Frederick Whyte Diary"<部分>を掲載する予定である。
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