2001 Fiscal Year Annual Research Report
地域所得不均衡推移より考察する経済成長メカニズム:アジア経済圏のケース
Project/Area Number |
12630070
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
東郷 賢 武蔵大学, 経済学部, 助教授 (30308019)
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Keywords | 地域所得収束仮説 |
Research Abstract |
平成13年度の実績は以下のとおりである。 (1)アジア経済における地域所得推移に関する既存研究の収集及び読解 その成果は次の論文として刊行された。A Brief Survey on Regional Convergence in East Asian Economies,武蔵大学Working Paper Series No.5、2001年6月 (2)アジア経済における地域データの収集およびデータベース作成 マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、台湾について公表データの収集は90%終了。 (3)他の研究者との意見交換 研究の途中経過をもとに、Yale大学Ranis教授と意見交換を行った。マレーシア地域経済について、マラヤ大学Kim教授と意見交換を行った。 (4)分析 作成したデータをもとに現在分析中。 (5)研究発表 昨年度作成した論文"Productivity Convergence in Japan's Manufacturing Industries"がEconomics Letters (North-Holland刊)に掲載。 上記目的のため、平成13年度予算より米国、マレーシア、タイへ出張を行った。米国出張は2001年8月に行われ、その目的は上記(1)の既存研究収集及び(3)のYale大学Ranis教授と意見交換のためである。マレ-シア、タイへの出張は2002年3月に行われ、その目的は上記(2)のデ-タ収集および(3)のマラヤ大学Kim教授と意見交換のためである。更に2001年10月には東亜科学技術協力協会の総会に出席するため台湾に出張した際に、上記(2)のデ-タ収集も行った。
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Research Products
(1 results)