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2003 Fiscal Year Annual Research Report

アメリカ巨大企業におけるコーポレート・ガバナンスの歴史的研究-経営者革命と株主反革命-

Research Project

Project/Area Number 12630078
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

谷口 明丈  東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20103228)

Keywordsコーポレート・ガバナンス / 経営者革命 / 株主反革命 / 内部昇進 / 巨大企業 / ゼネラル・エレクトリック社 / デュポン社
Research Abstract

本研究の目的は、アメリカにおける経営者支配の確立過程いわゆる「経営者革命」と、株主主権の回復いわゆる「株主反革命」という2つの画期的現象に焦点を当てて、アメリカ巨大企業におけるコーポレート・ガバナンスのあり方の変遷を明らかにすることである。本年度は研究の最終年度であり、データベース構築の完成とその分析、個別ケース・スタディーによる数量的分析の補完が追求された。その内容は以下の通りである。
第1に、1900年から2000年までの100年間のアメリカにおける巨大企業の取締役と執行役員のデータベースを構築するため、平成12年度に作成した資産順位上位30社の取締役会のメンバーと執行役員の1900年から現在まで20年おきにのリストに基づいて、アメリカの国会図書館、ニューヨーク公立図書館、ハグリー・ミュージアム、ペンシルバニア大学図書館での調査結果をふまえ、学歴、職歴、昇進などの経歴を明らかにする作業を進め、データ・ベースを完成させるとともに、データの整理と分析を行った。
第2に、ゼネラル・エレクトリック社とデュポン社についてのケース・スタディを継続して行った。とくに、ミドル・マネジメントの昇進経路を確定し、ミドル・マネジメントの形成とトップ・マネジメントの内的再生産がどのようにして可能になったのかという点の解明に焦点を当てて研究が進められた。
第3に、自動車産業のビッグ・スリーについて、戦後のガバナンスの変遷の比較研究が試みられた。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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