2000 Fiscal Year Annual Research Report
テレビ広告表現への文化的影響の経験的比較研究(ホフステーデによる文化論・モデルの応用可能性を中心に)
Project/Area Number |
12630112
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Research Institution | Otaru University of Commerce |
Principal Investigator |
PRAET Carolus 小樽商科大学, 商学部, 助教授 (40292081)
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Keywords | テレビ広告 / 比較研究 / 文化論 / ホフステーデ |
Research Abstract |
本研究を進めるためにまず国際広告研究分野において先行的研究を行っているMarieke de Mooij先生に連絡を取り,共同的に研究を進める可能性が確認された。先行研究のレビュー及びDeMooij先生との打合せにもとづき広告記録コーディングリストの初版(first version)が作成された。本研究を行うことにあたって適切と思われる広告におけるさまざまな広告表現変数をDeMooij先生と共同で開発した。それらをコーディングリストに取り入れた。 本研究で主に参考にされるホフステーデ(1984,1991)による実証研究における各文化次元の指標スコアのばらつきを考慮してホフステーデの実証研究における対象国(50カ国)より8カ国(スペイン・フランス・オランダ・ドイツ・日本・米国・ペルー・ベネズエラ)をプリ・サンプリング国に決定した。プリ・サンプリング国ごとにネイティヴの記録者を募集し,各国ごとにテレビ広告100本づつ標本を収録させ,コーディングリストに記録させた。これらの記録を集計し,これからそれらを統計ソフトで解析する段階にある。 今後,データ分析によって問題点を明確にし,必要であればそれらを改善し,コーディングリストを修正する予定である。更に国ごとの経済に関するデータも要因としてモデルに入れてそれぞれの文化次元指標スコアと広告表現の各要素との相関係数分析や回帰分析を行うためにWorldbankにより発表された経済データを収集した。それらのデータをプリ・テストによって得られた広告表現データにくわえて統計モデルに取り入れる予定である。
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