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2000 Fiscal Year Annual Research Report

連続時間インデックス・ファンドのモデル構築と検証

Research Project

Project/Area Number 12630115
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

田畑 吉雄  大阪大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (30028047)

Keywordsインデックス・ファンド / トラッキングエラー / 確率微分方程式
Research Abstract

機関投資家のリスクヘッジ手段は各種のデリバティブを利用した積極的な手法が主流で、連続時間の問題として考察されている。一方、消極的なリスクヘッジであるインデックス・ファンドも投資信託で重要な地位を築いているが、静学的なフレームワークに限定されている。本研究では離散時間の問題を連続時間で考察し、著者が得ていた諸結果を連続時間へ拡張することである。そのために、基礎となる確率過程、各種証券価格を記述する確率微分方程式の同定、目標とする指標の設定、指標との偏差を表すトラッキングエラーの構成と最適化問題の定式化などを解決しなければならない。本年度は、モデル構築の準備的作業に多くの努力を振り向け、関連論文を中心とした各種の情報の収集と専門家たちとの議論、試行モデルの作成に研究費の大半を費やした。とりわけ、連続時間の問題を解決するにはかなり大規模なNP完全な整数計画問題を解かなければならないが、、効率的なアルゴリズムが知られていない。そこで、発見的方法の1つとして遺伝アルゴリズムを利用した解法を当研究室の大学院生の協力を仰ぎ、具体的に開発した。その成果を韓国のソウルで開催された経営科学国際会議で報告するとともに、いち早くワーキングペーパーとして公表し、世界の研究者からの反応を見た。その結果、カンタベリー大学コンピュータサイエンス学科のT.Takaoka教授が興味を示され、計算時間短縮のための数々の改良点を示唆していただいたため、ニュージーランドを訪問し、教授の研究室の数人の研究者も交えて議論した。また、研究過程で獲得した数々の情報に基づき、経営科学やオペレーションズ・リサーチとの接点を解明する意味で最適化問題を中心とした「経営科学入門」の書物を執筆し、公刊した。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] San Han and Y.Tabata: "A Genetic Algorithm Approach for Design of Index Furl"Discussion Paper in Economics and Bussiness. 18. (2000)

  • [Publications] 田畑吉雄: "経営科学入門"牧野書店. 215 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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