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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ネットワークにおける「知」の共有・蓄積と消費の「知」の進化

Research Project

Project/Area Number 12630125
Research InstitutionHitotsubashi University

Principal Investigator

古川 一郎  一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (60209161)

Keywordsデジタル・ライフスタイル / インターネット革命 / コミュニケーション革命 / 感覚能力の拡張 / ブランドの意味世界 / オークション
Research Abstract

文字、本、活版印刷、電話、写真、テレビといった新たなメディアの革新は常に私たちの生活に大きな影響をもたらしてきた。現在進行形の新たな情報技術の普及は、新たなメディアの誕生であり私達の感覚能力の拡張を引き起こしている。自動車が足の拡張のメタファなら、今回のインターネットは脳の拡張になろう。しかも一つ一つの脳が拡張するばかりか、それらの脳が連結するところに今回のコミュニケーション革命の大きな特徴がある。一人一人がコンピュータを利用するようになり、それらがネットワークでつながってしまったということがインターネット革命の重大な点である。私達の脳の感覚能力が拡張されれば、意識や行動に変化が生じるのは避けられない。不安感を解消する、好奇心を満たす、仲間を探す、何かが欲しいといったように何かを思ったときインターネットにアクセスするようになれば、それは人間の情報処理プロセスの一部がサイバー上の世界に連結したことを意味する。このことを理解すれば、今回のコミュニケーション革命が私達のライフスタイルに及ぼす影響はきわめて広範囲に及ぶことがわかるだろう。しかも、それらの相互作用がこれまでにない消費パターンやコミュニティの成立を促しながら次々と新たなライフスタイルを生み出していくものと思われる。したがって、一つ一つの現象にとらわれるのではなく、そのような変化を生み出す原動力は何かを考えることが重要である。リアルな世界の購買行動やライフスタイルにサイバー上のコミュニティの論理・文化といったものがどのように影響するのかといった点について、現実のデータに基づいた考察を行いたい。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 古川一郎 編著: "デジタル・ライフスタイル"東洋経済新報社(6月刊行予定). (2001)

  • [Publications] 岡本康雄 他と共著: "『現代経営学への招待』第6章「マーケティング」"中央経済社. 32 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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