Culture and organizational behavior : a test on Japanese and Malaysian subjects Lim Lrong Yew

2000 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 12630128
• Research Institution: Kagawa University
• Principal Investigator: LIM Lrong Yew 香川大学, 経済学部, 助教授 (00262840)
• Keywords: Values / Malays / Chinese Malaysians / Japan / Hofstede / Organizational behavior / National culture

Research Abstract

平成12年度初期、マレーシアおよび日本における組織行動とナショナル・カルチャーについて、文献レビューを行った。香川大学内に所在しない文献は、購入するか対外複写を依頼した。収集した文献と以前行った研究を合わせて「Work-related Values of Malaysians and Japanese : A re-examination of Hofstede's Propositions」という論文を作成した。この論文を2000年日米経営会議静岡大会(7月9日から12日まで、静岡市にて)で報告した。この論文の主旨はホフステッドのマレーシアと日本におけるナショナル・カルチャーの相違を明解することであった。日本はマレーシアと比べると、権力の格差が小さい、不確実性の回避が高い、個人主義的、女性化が高いことが判明した。この論文はJournal of Transnational Management Developmentに受理され、Volume 6,Number 3,2001に掲載される予定である。
さらに文献レビューを行い「Work-related values of Malays and Chinese Malaysians」という論文を完成した。この論文もホフステッドのモデルを通して、マレーシアにおけるマレー系と中国系のカルチャーを解明するものである。マレー系と中国系のカルチャーは統計的に大きな相違はないという結果になった。明確になったのは、マレーシアのナショナル・カルチャーの特徴は権力の格差は大きく、個人主義が台頭して来た。この論文は台湾の高雄市(12月11日から15日まで、中山大学)における比較経営国際学会で成果報告をした。この論文はInternational Journal of Cross Cultural Managementに受理され、Volum 1,Number 2,2001に掲載される予定である。
論文を報告する間にアンケート調査を作成し、マレーシアと日本の上場企業に送付した。マレーシアの33企業、日本の94企業から回答を得た。現在、回答を集計して、SPSSによる統計分析を行っている。文献レビューの一環として、京都大学東南アジア研究センターを訪れた。

Research Products

• [Publications] Lrong Lim: "Work-related Values of Malaysians and Japanese-A re-examination of Hofstede's Propositions-"Journal of Transnational Management Development. Volume 6,Number 3. (2001)
• [Publications] Lrong Lim: "Work-related values of Malays and Chinese Malaysians "International Journal of Cross Cultural Management. Volume 1,Number 2. (2001)