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2000 Fiscal Year Annual Research Report

様々な哺乳類種におけるフェロモン受容体遺伝子群の同定

Research Project

Project/Area Number 12640671
Research InstitutionTokyo Metropolitan Organization for Medical Research

Principal Investigator

山岸 公子  財団法人東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (20200602)

Keywordsフェロモン受容体 / 鋤鼻器 / 分子生物学
Research Abstract

哺乳類フェロモンの受容・情報伝達機構・作用機作を解析するために、様々な哺乳類のフェロモン受容体遺伝子の単離同定を行っている。本年度は、偶蹄類の一種、ヤギのフェロモン受容体のホモログ遺伝子のいくつかを同定し、その発現を解析中である。
ヤギのゲノム中には齧歯類で知られている1型2型という2種類のフェロモン受容体のホモログ遺伝子群が存在している。1型に関しては機能的と考えられる遺伝子が存在し、鋤鼻器特異的に発現している。しかし2型に関しては、現在のところ同定された遺伝子すべてが偽遺伝子であった。
また齧歯類ではGタンパクのサブユニットであるGi2は1型フェロモン受容体発現細胞と、Goは2型フェロモン受容体発現細胞と共役して発現し副嗅球に投射していることが知られているが、偶蹄類ヤギではGi2発現細胞のみが副嗅球に投射している。
以上のことを考えあわせると、ヤギではおそらく1型フェロモン受容体のみがGi2と共役して機能している可能性がある。
現在はin situ hybridization等を行い、フェロモン受容体遺伝子及びG蛋白質の発現細胞の同定や共役関係などをさらに詳しく調べている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Hagino-Yamagishi et al.: "The mouse putative pheromone receptor was specifically activated by stimulation with male mouse urine."Journal of Biochemistry. (in press). (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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