2000 Fiscal Year Annual Research Report
無声放電によるディーゼルエンジン排ガス中のNOx除去性能に及ぼす諸因子の研究
Project/Area Number |
12650294
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
吉岡 芳夫 金沢工業大学, 工学部, 教授 (30308580)
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Keywords | NOx除去 / 無声放電 / 除去効率 / オゾン / ディーゼルエンジン / 添加剤 / 滞留時間 / 電極構造 |
Research Abstract |
平成12年度の成果 (1)NOx除去性能に関係する因子として、放電電力面積密度、放電電力容積密度、放電ギャップの3つを化させ、性能を評価した。その結果面積密度は広い範囲にわたって性能にあまり影響しないこと、放ギャップは、2mmの時ややよく、3mmと4mmでは差がなかった。放電容積密度はNOxの初期度に関連し、濃度が高いときは容積密度を大きくする必要があることが分かった。これらの結果を総してみるとガスが放電装置を通過する時間が50ms付近で高い効率になることが分かった (2)放電電力注入密度を大きくすると、あるところで急に効率が上がる特異な現象について鋭意研究した果、これは本質的な現象ではなく、ガス中の水分が放電装置内に結露して放電現象が不安定になり性が悪くなっていたのが放電による発熱で解消するときに発生する現象であることが判明した (3)NOx除去性能に関連する他の因子として、ガス温度、電極形状、炭化水素の添加、オゾン注入などを討した。その結果、ガスの温度は40℃から90℃まで効率にほとんと影響を与えないこと、電極構造として平板型と網目状電極を比較した結果、平板型の方がややよい性能を示すこと、新しい方法してオゾンを注入する方法を研究した結果、直接排ガスの中で放電させるよりもむしろよい性能であこと、効率向上のため各種炭化水素添加の効果を調べた結果、ガスリンの蒸気が最良であり、NO除効率としては最高で約50g/kWhが得られることなどが明らかになった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 新川智祥: "放電密度、エネルギー密度および放電感激長とNOx除去性能の関係"電気学会放電研究会資料. ED-00-95. (2000)
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[Publications] 島崎純平: "無声放電によるエンジン排ガス中のNO除去時の特異現象"電気学会放電研究会資料. ED-00-97. (2000)
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[Publications] 佐野和慶: "電極形状が放電現象とNO除去性能に及ぼす影響"電気学会放電研究会資料. ED-00-92. (2000)
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[Publications] 吉岡芳夫: "各種非熱平衡プラズマによる排ガス浄化技術の適用法と相互比較法"電気学会放電研究会資料. ED-00-102. (2000)