2001 Fiscal Year Annual Research Report
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12650361
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| Research Institution | Utsunomiya University |
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Principal Investigator |
稲葉 直彦 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (90213123)
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| Keywords | カオス / カオス制御 / Taming Chaos / カオス抑制 / 非線形回路 / 非線形力学系 |
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| Research Abstract |
本研究では、強制レイリー発振器にみられるTaming chaos現象の発生のメカニズムを理論的に解明することを目的としている。
理想ダイオード型特異摂動法を適用し、強制レイリー方程式のポアンカレ写像を一次元写像として厳密に導出した。一次元写像における分岐現象は数学の分野において、極めて詳細に調べられている。このポアンカレ写像を解析することにより、Taming chaos現象はサドルノード分岐という分岐現象によって生じることが明らかとなった。
来年度は、このポアンカレ写像を解析することにより、強制レイリー発振器の分岐集合を分岐理論に基づいたシューティングアルゴリズムを用いて計算する。そして、このサドルノード分岐がどのような条件によって生じるのか、その物理的な意味を調べる。
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[Publications] 稲葉直彦: "微小外力の印加されたレイリー発振器にみられるあひる解の前壊とカオス"電子情報通信学会論文誌A. J84-A. 1157-1166 (2001)
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[Publications] Naohiko Inaba: "The Bifurcation in Regions of Fractional Harmonic Entrainment in the Forced van der Pol Oscillator"IEEE International Conference on Electronics, Circuits and Systems. Vol.1. 1269-1272 (2001)
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[Publications] Naohiko Inaba: "Bifurcation and Chaos in the Piecewise-Linear Duffing-van der Pol Oscillator with a Diode"IEEE International Conference on Electronics, Circuits and Systems. Vol.1. 1297-1330 (2001)
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[Publications] Naohiko Inaba: "Windows in a Nonautonomous Circuit with a Symmetry"IEEE International Conference on Electronics, Circuits and Systems. Vol.1. 1343-1346 (2001)
