2001 Fiscal Year Annual Research Report
各種通信路における連接符号化・繰り返し復号系の特性評価と最適化の研究
Project/Area Number |
12650373
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Research Institution | Nagaoka University of Technology |
Principal Investigator |
荻原 春生 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30185532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
正本 利行 長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (10242455)
兼田 一幸 佐世保工業高等専門学校, 電子制御工学科, 助教授 (60224622)
小池 清之 東京工業高等専門学校, 電子工学科, 助教授 (20283038)
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Keywords | ターボ符号 / トレリス符号化変調 / 並列連接TCM / インパルス性雑音 / Code Matched Interleaver / フェージング / 符号間干渉 / 直列連接TCM |
Research Abstract |
インパルス性雑音通信路において、多値変調を用いる並列連接トレリス符号化変調(並列導接TCM)の特性評価法を導出した。昨年度の研究によって、2値変調を用いる並列連接畳み込み符号(2値ターボ符号)の特性評価法が、記憶の無い通信路であるランダムインパルス性雑音の場合とバースト性インパルス雑音の場合について導出された。これを多値変調の場合に拡張して、この評価法を得た。 フェージング通信路において、多値変調方式を用いる並列連接TCMの特性評価法を導出した。昨年度の研究によって、フェージング通信路をマルコフモデルで表すことの妥当性を確認した。このマルコフモデルの状態遷移と要素符号器の状態遷移を結合した複合状態遷移に並列連接TCMの特性評価法を組み合わせて、通信路インタリーバサイズが十分でない場合の特性解析方法を得た。 符号間干渉通信路において、2値ターボ符号の特性評価法を導出した。これは、符号間干渉をマルコフモデルで表したときの状態遷移と要素符号器の状態遷移を結合した複合状態遷移と2値ターボ符号の特性解析を組み合わせて得た。 畳み込み符号器をインタリーバを介して直列に接続した構成で、多値変調方式を用いる直列連接トレリス符号化変調(直列連接TCM)のAWGN通信路下の特性評価法を導出した。 多値変調方式を用いる並列連接TCMにおいて特性の改善が得られるようなインタリーバの構成を明らかにした。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] H.Ogiwara, A.Mizutome, K.Koike: "Performance Evaluation of Parallel Concatenated Trellis-Coded Modulation"IEICE Trans. Fundamentals. Vol. E84-A, No.10. 2410-2417 (2001)
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[Publications] K.Koike, H.Ogiwara: "Performance Evaluation of Turbo Code over Impulsive Noise Channel"IEICE Trans. Fundamentals. Vol. E84-A, No.10. 2418-2426 (2001)