2001 Fiscal Year Annual Research Report
QoS非保証ネットワークにおける同期精度制御可能なメディア同期方式の研究
Project/Area Number |
12650378
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
田坂 修二 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (80110261)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 嘉浩 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (50335098)
石橋 豊 名古屋工業大学, 工学部, 教授 (40252308)
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Keywords | メディア同期 / パケットスケジューリング / DiffServ / AFサービス / マルチキャスト / 因果順序制御 / マルチメディア通信 |
Research Abstract |
最初に,前年度に検討した4種類の反応制御技術の組み合わせによる9方式のメディア同期品質を更に詳細に測定し相互比較を行った.特に,アプリケーションレベルQoS(客観評価)とユーザレベルQoS(主観評価)という二つの観点から評価を行い,それらの定量的な関係を明らかにした.これにより,最終的に重要なユーザレベルQoSとメディア同期精度との定量的な関係が明らかになった. 次に,インターネットのルータでのパケットスケジューリングアルゴリズムが,ライブ音声・ビデオ転送におけるメディア同期品質に及ぼす影響を実験により調査した.前年度に行った予備実験をもとに,FIFO,Priority Queueing,Class-Based Queueing,WFQの4種類のアルゴリズムを比較した結果,WFQが最良のメディア同期品質を実現することが明らかとなった. また,DiffServのAFサービスを用いて,音声・ビデオとTCP及びUDPデータフローとを同時に転送する場合のメディア同期品質について検討した.まず,各ストリームのBAへの割り当て方を調査し,音声とビデオを別々のBAに割り当てることが望ましいことを示した.続いて,TCPとUDPのデータフローのメディア同期品質への影響を調べて,TCPフローはビデオと同じクラスで転送するのが有効であることを明らかにした.加えて,チャネル伝搬遅延がメディア同期品質に及ぼす影響も実験により評価した. 更に,本研究によって確立された要素技術を組み合せて,マルチキャスト通信による分散マルチメディアアプリケーションにおいて有用なメディア同期技術の開発も行った.第1に,ネットワークシューティングゲームのような因果順序の保存が要求されるアプリケーションを対象として,適応型因果順序制御とメディア同期制御(端末間同期制御も含む)とを融合した方式を開発し,その有効性を実験により実証した.第2に,ライブメディアとインタラクティブな操作がなされる蓄積メディアとを同時に扱えるメディア同期方式を考案し,その有効性を実証した.
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Research Products
(12 results)
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[Publications] Yutaka Ishibashi: "A Comparison of Media Synchronization Quality among Reactive Control Scheme"Proceedings of IEEE INFOCOM2001. 77-84 (2001)
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[Publications] Yutaka Ishibashi: "Adaptive Causality and Media Synchronization Control for Networked Multimedia Applications"Conference Record IEEE ICC2001. 952-958 (2001)
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[Publications] Kenji Ito: "Effect of Packet Scheduling Algorithms on Media Synchronization Quality in the Internet"Conference Record IEEE ICC2001. 2865-2871 (2001)
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[Publications] 伊藤健二: "DiffServにおけるAFサービスの連続メディア同期品質"電子情報通信学会技術研究報告(CQ2001-38). 101・166. 39-44 (2001)
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[Publications] 竹尾淳: "DiffServAFサービスにおけるTCPとUDPフローがメディア同期品質に及ぼす影響"電子情報通信学会技術研究報告(CQ2001-47). 101・306. 13-18 (2001)
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[Publications] 竹尾淳: "チャネル伝搬遅延と負荷データがDiffServAFサービスのメディア同期品質に及ぼす影響"電子情報通信学会技術研究報告(NS2001-154,CQ2001-66,TM2001-44). 101・442. 7-12 (2001)
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[Publications] Kenji Ito: "Media synchronization quality of packet scheduling algorithms"IEICE Transactions on Communications. E85-B・1. 52-62 (2002)
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[Publications] Yutaka Ishibashi: "Joint Synchronization between Stored Media with Interactive Control and Live Media in Multicast Communications"IEICE Transactions on Communications. E85-B(To appear). (2002)
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[Publications] 青山聡志: "エンドツーエンド再送制御とパケットスケジューリングがメディア同期品質に及ぼす影響"2001年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会講演論文集2. B-11-2 (2001)
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[Publications] 竹尾淳: "DiffServAFサービスのための帯域割当方法がメディア同期に及ぼす影響"2001年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会講演論文集2. B-11-3 (2001)
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[Publications] 竹尾淳: "DiffServの複数サービスを用いた連続メディア転送のアプリケーションレベルQoS"2002年電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信2. B-6-97 (2002)
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[Publications] 青山聡志: "ホップ数とパケットスケジューリングがメディア同期品質に及ぼす影響"2002年電子情報通信学会総合大会講演論文集 通信2. B-6-101 (2002)