2000 Fiscal Year Annual Research Report
ニューロ応用による知的貨幣識別手法の研究とその実装に関する研究
Project/Area Number |
12650413
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
竹田 史章 高知工科大学, 工学部, 教授 (40320121)
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Keywords | ニューラルネットワーク / 紙幣識別 / パターンマッチング / DSP / 自己学習 / インプリメンテーション |
Research Abstract |
平成12年度では、これまでに当研究者が開発したニューロ紙幣識別ボードを利用して各種紙幣データを採取し、実験用データベースを作成しました。このデータベースを用いて、ニューロテンプレートによるパターンマッチング識別手法の研究を行い、識別数の増加に容易に対応できることと新規識別パターンの登録時間短縮をシミュレーションにて示しました。この提案手法の有効性を基に、提案手法を2002年に発券予定のユーロ紙幣のダミーに適用し、実利的な識別システムとしての有効性も併せて示しました。さらに、提案手法を産業機器で動作させるための研究として当研究者は、DSP(Digital Signal Processor)による高速ボードの基本設計も合わせて行い、3セットのDSPユニット(DSPボードに電源および入出力ポートなどの周辺装置を付加したもの)を製作しました。このDSPユニットはDSPのプログラムをPCなどで外部から容易に変更可能であり、提案手法の実時間処理の有効性の検証に使用する予定であります。12年度末の時点で、テストプログラムによるDSPユニットのプログラム変更の確認、データ通信の確認、および、入出力ポートの動作確認などを実施済みであります。 13年度からは、本格的な実時間処理での提案手法の性能面での検証実験を予定しています。また、提案手法を今後インターネットビジネスで必要となる個人認証技術に展開し、筆圧あるいは掌紋による個人認証に応用していきます。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 竹田史章: "ニューラルネットワークによる多金種紙幣同時識別の一構成法"日本機械学会論文誌C. 66巻648号. 183-189 (2000)
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[Publications] 竹田史章: "紙幣用ニューロテンプレートマッチング識別手法の開発"電気学会論文誌C. 121巻1号. 196-205 (2001)
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[Publications] 竹田史章: "自己学習型ニューロ紙幣識別ボードの開発とその汎用展開"電気学会論文誌C. 121巻2号. 357-365 (2001)
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[Publications] Fumiaki Takeda: "Multiple kinds of Paper Currency Recognition using Neural Network and application for Euro Currency"IEEE-INNS-ENNS IJCNN 2000,COMO,ITALI. vol 1. (2000)
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[Publications] Fumiaki Takeda: "Development of Autonomic Neural Board and Advancement to Dalm Prints Recognition"2000 TENCON,Kuala Lumpur,Malaysia. vol 1. (2000)
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[Publications] Fumiaki Takeda: "Autonomic Neuro-recognition Board for Paper Currency"SPAT 2000,Tokyo,Japan. vol 1. 85-90 (2000)