2001 Fiscal Year Annual Research Report
感覚・知覚および認知特性に基づいたドライバへの情報提示方式
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12650436
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Research Institution | Meijo University |
Principal Investigator |
山本 新 名城大学, 理工学部, 教授 (90288564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 倫明 名城大学, 理工学部, 助教授 (70329770)
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Keywords | ITS / ヒューマンインタフェース / 情報提示方式 / ドライバ状態検知 / 車載表示システム |
Research Abstract |
1.研究目的 本研究はドライバにやさしい(お節介でない)情報提示方式の開発を目的とし,提示する情報(経路情報,警戒情報など)の緊急性・重大性とドライバの状態(意識の状態,注意の状態)に応じて提示する情報のメディアや提示方法を変化させようとするものである. 2.本年度の実施内容とその成果 1)ドライバ状態とその成果 (1)ドライバの居眠り検知 動画像によるまばたき計測から意識の状態を推定する方法を開発した. (2)脇見の検知 脇見検知に必要な視線方向(頭部方向と目線方向)を検知する方法を開発した. (3)携帯通話による思考集中の検知 視線の2次元分布を計測することによって思考集中が検出できる見通しを得た. 2)提示方法 (1)視認性の高い表示方法 見る人の視力を考慮した表示方法を開発した. (2)理解しやすい表示 提示情報量と視認時間の関係を実験的に明らかにした. (3)緊急性の高い表示 視覚と聴覚による緊急表示方式とその評価方法を開発した. これら一連の成果は,関連学会に発表(IEEE IVEC2002ほか)および発表予定(画像の認識・理解シンポ/MIRU2002,IEEE ITS Conf.,ITS世界会議,自動車技術会2002春季大会ほか)である. また,この研究成果の一部平成13年4月スタートのNEDOの地域新生コンソシアム「ヒューマンセンタードITSビューエイドシステム」(研究代表者:山本新)のプロジェクトに生かされている.
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Research Products
(15 results)
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[Publications] Y.Hirano: "Display Method for On-board Display adaptive to Brightness of Driving Environment"Proc.of IEEE International Vehicle Electronics Conference 2001. 301-304 (2001)
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[Publications] N.Kojima: "Detection of Consciousness Degradation and Concentration of a Driver for Friendly Information Service"Proc.of IEEE International Vehicle Electronics Conference 2001. 31-36 (2001)
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[Publications] Y.Matsunaga: "Displaying Method adapted to Visual Acuity and Brightness under Viewing Environment"Proc.of IEEE International Vehicle Electronics Conference 2001. 37-42 (2001)
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[Publications] M.Yasunaga: "Simulation of Visual Performance of Aged People for Information Display"Proc.of the 8 th International Display Workshop. 165-168 (2001)
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[Publications] K.Yamamoto: "Computer Program for Scissors Game May Infer Opponent's Tactics"Proc.of Human-Computer Interaction(INTERACT'01). 710-715 (2001)
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[Publications] 山口 晶広: "ドライバの脇見検知のための視線の追跡と検出"電気学会論文誌 C. Vol.121-C. 693-696 (2001)
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[Publications] 伊藤 丈裕: "動画像処理によるまばたき計測"電気学会光応用・視覚研究会. 17-22 (2001)
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[Publications] 中山 幸則: "画像処理によるドライバの意識集中と意識低下の検出"第7回画像センシングシンポジウム. 271-274 (2001)
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[Publications] 松永 好生: "視覚特性に基づいた車載ディスプレイの表示方法"第7回画像センシングシンポジウム. 275-278 (2001)
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[Publications] 三田 真司: "運転中のドライバの状態検知-意識低下と視線方向の検出"第3回動画像処理実用化ワークショップ. (2002・3発表予定).
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[Publications] 三田 真司: "動画像処理によるドライバの視線方向の検出"電子情報通信学会 2002年総合大会. (2002・3発表予定).
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[Publications] 三田 真司: "ドライバの状態モニター(1) 動画像処理による視線方向の検出"自動車技術会 2002年春季大会. (2002・6発表予定).
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[Publications] 水野 博光: "ドライバの状態モニター(2) 動画像処理による居眠り検知"自動車技術会 2002年春季大会. (2002・6発表予定).
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[Publications] 中野 倫明: "車載ディスプレイの表示(1) 車載ディスプレイにおける文字・記号の表示方法"自動車技術会 2002年春季大会. (2002・6発表予定).
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[Publications] 石垣 裕嗣: "車載ディスプレイの表示(2) ドライバ状態と情報の緊急度に応じた情報提示方法"自動車技術会 2002年春季大会. (2002・6発表予定).