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2000 Fiscal Year Annual Research Report

土の残留強度特性と地すベり地の安定解析への適用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12650498
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

矢田部 龍一  愛媛大学, 工学部, 教授 (70127918)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横田 公忠  愛媛大学, 工学部, 助手 (30036363)
八木 則男  愛媛大学, 工学部, 教授 (00027228)
Keywords地すベり / 粘性土 / せん断試験 / 単純せん断 / 一面せん断 / すべり面 / 膨張性鉱物 / 安定解析
Research Abstract

粘性土の残留強度特性の解明と地すベり地の安定解析への適用性に関する研究を行っている.
残留強度に関しては、せん断強度に与えるせん断面の拘束条件の影響と膨張性鉱物含有がせん断強度に与える影響を調べた.リングせん断試験機は従来一面せん断型のものが用いられている.すべり面が限定されているので、細粒分が多ければ分離面が形成されやすいので、残留強度は小さくなりやすい.逆に、砂礫分が多く含有されていると、逆に大きなせん断強度を示すと考えられる.そこで、粒度組成の種々異なる粘性土に対して一面せん断型ならびに単純せん断型のリングせん断試験を行い、上記のせん断特性を解明した.
また、地すベりが緩傾斜で滑動するのはすべり面のせん断強度が非常に小さいからである.リングせん断試験ならびにX線回折試験により、せん断強度が小さいのは膨張性鉱物含有に主因があることを示した.特に、変成岩地帯の地すベりでは、膨張性クロライトの影響が大きいことを示した.
四国の数カ所の地すベり地に対して、すべり面粘土のせん断試験結果に基づいて安定解析を行った.大規模な地すベり地では、すべり面粘土は残留強度近くまでせん断強度が低下していること明らかにした.また、現在滑動していない地すベり地に地形的な改変を加える場合の安定性検討に従来の逆算法ではなくて、せん断試験結果を用いるべきであることを示した.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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