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2000 Fiscal Year Annual Research Report

植物ホルモンの分析によるトマトの栽培生理の解明

Research Project

Project/Area Number 12660021
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

児島 清秀  新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (70271161)

Keywordsトマト / 植物ホルモン / アポプラスト / IAA / ABA / サイトカイニン / LC-MS / ジベレリン
Research Abstract

1、アポプラスト・シンプラスト液の採取法の確立
トマトをガラス温室内で栽培した。茎と果実からは遠心機により、アポプラスト液を採取した。このとき材料の長さ(大きさ)、遠心力(圧力)の大きさと継続時間などの最適条件を確立した。
材料を液体窒素で急速に凍結・融解後にシンプラスト液を採取する最適条件も確立した。
2、4種類の植物ホルモンの同時定量法の検討
4種類の植物ホルモンのアブシジン酸(ABA)・インドール酢酸(IAA)・ジベレリン(GA)・サイトカイニン(CK)の抽出方法を検討した結果、安定同位体の内部標準の経済的な使用のために、つぎのように材料を磨砕後に1対9の比で2つに分ける方法にした。少ない方の材料からはABA・IAAを、多い方からはGA・CKを抽出した。なお、GAは生理活性のある1と4、CKはゼアチンとゼアチンリボシドに関して安定同位体の内部標準を入手して、分析した。高速液体クロマトグラフ(HPLC)システムで最適な分離をするメタノールの溶離組成とグラジエントの条件を確立した。
アポプラスト・シンプラスト液に安定同位体の内部標準を加えて、分画・分離し、液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)での分析法を検討し、茎・根・果実などからABA・IAA・GA・CKを定量した。
3、トマトの植物体内での植物ホルモンの移動の解析方法の確立
放射性標識IAAを用いて、茎・果実からの切片の形状と標品の施与方法を変え、移動の経時的変化を調べて最適な解析方法を確立した。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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