2001 Fiscal Year Annual Research Report
3次元有限要素-離散要素結合法による農用タイヤのけん引性能の並列数値解析
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12660231
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
中嶋 洋 京都大学, 農学研究科, 助教授 (80172302)
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| Keywords | 計算力学 / 有限要素法 / 離散要素法 / 接触問題 / 農用タイヤ |
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| Research Abstract |
本年度は,前年度に引続き,有限要素法と離散要素法の結合解析プログラムの基本部分の開発を実施した.具体的には,2次元問題を想定して,タイヤの有限要素分割,地盤については表層部を離散要素分割,下層部を有限要素分割とし,タイヤの強制沈下を対象に,陽解法に基づく動的接触解析プログラムを作成した.解析精度についてはまだ十分な検討を加えていないが,プログラムは基本的には良好な解析が可能と判断できた.3次元化については,既にタイヤについての3次元接触解析の経験を有しているので,陽解法の計算速度を犠牲にしない,かつ解析精度が高いことを目標にいくつかの解析方法を検討した.
解析の準備作業用のプリ・ポスト処理プログラムについては,解析結果の図化部分を重点的に作成し,パソコン上で2次元解析については表示可能となった.更に3次元解析結果の表示について,プログラムの開発環境を含めた検討を実施した.
並列解析の準備として,プロセス通信ライブラリとして,これまでに公表されている各種ライブラリを検討して,PVMとMPIのいづれかを用いることとし,PVMについては,例題を用いたプログラムの検討を実施した.MPIについては,最終年度の当初の課題として,検討する準備を行なった.また解析対象領域の各処理の分割方法については,タイヤ,表層土,下層土という分け方,あるいはそれぞれの中でも更にプロセッサごとに細かく分割する方法を検討し,各プロセッサ間の通信時間が最小となるような手法についても文献調査を実施した.
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