2000 Fiscal Year Annual Research Report
シグナルペプチド・受容体を指標としたペルオキシゾーム新生現象の研究
Project/Area Number |
12670012
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
臼田 信光 藤田保健衛生大学, 医学部・解剖学第2講座, 教授 (30135123)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上条 桂樹 信州大学, 医学部・生化学講座, 助手 (10252074)
中沢 綾美 藤田保健衛生大学, 医学部・解剖学第2講座, 助手 (90273078)
唐沢 延幸 藤田保健衛生大学, 医学部・解剖学第2講座, 講師 (70148287)
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Keywords | ペルオキシゾーム / シグナルペプチド / 形態形成 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
ペルオキシゾーム蛋白質のシグナルペプチドと蛍光蛋白質GFPの融合蛋白質を、観察する培養細胞およびトランスジェニックマウスとして個体に発現させ、ペルオキシゾームを特異的に生体染色を行う。ペルオキシゾーム新生モデルにおいて、ペルオキシゾームの形態とシグナルペプチド受容体の局在性の変化を経時的に観察し、受容体の発現を制御して新生ペルオキシゾームを可視化し新生の機転を明らかにする。 ペルオキシゾーム新生実験モデル1)細胞分裂後の細胞小器官の復元2)ペルオキシゾーム増殖性薬剤投与による増加3)発生過程、特に初期発生過程での出現、において、2項目の研究を行う。培養細胞におけるペルオキシゾーム新生過程の解析とトランスジェニックマウスにおけるペルオキシゾーム新生過程の解析を行う。 材料: トランスジェニックマウス GFP-SKLを発現するマウスを作成する。受精卵にDNAを微量注入して偽妊娠マウスに移植してヘテロ接合体を得て、交配によりホモ接合体を得る。現在、移植を行っている。培養細胞 現在、HEK293細胞について、燐酸カルシウム法で遺伝子導入を行い、ネオマイシン耐性遺伝子を用いてGFP-SKLを発現する株細胞を作成した。また、様々な由来の培養細胞について、一過性の遺伝子導入を行った。 観察方法:ペルオキシゾームに起きる形態変化について、生体染色を行った培養細胞を材料として、共焦点レーザー顕微鏡・蛍光顕微鏡による微速度撮影、電子顕微鏡観察の方法によりペルオキシゾームの立体構造を解析している。 発表:現在、培養細胞を用いた研究を発表準備中である。トランスジェニックマウスを用いた発表は順調にいって、来年度になる予定である。
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