2001 Fiscal Year Annual Research Report
青少年のヘルスリスク行動の形成過程・規定要因の分析とそれに基づく予防プログラム
Project/Area Number |
12670345
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
渡邉 正樹 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10202417)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上地 勝 茨城大学, 教育学部, 助教授 (20312853)
下村 義夫 岡山大学, 教育学部, 助教授 (80095033)
市村 國夫 常磐短期大学, 助教授 (20184632)
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Keywords | 青少年 / ヘルスリスク行動 / 危険行動 / 健康教育 / 発達 / 教育プログラム |
Research Abstract |
本研究は,青少年の発達過程においてどのようにヘルスリスク行動が形成されるのか,またそれに影響する要因が何か,さらにどのように予防するかを解明することを目的とする。 本年度は昨年度の検討を踏まえて,青少年のヘルスリスク行動調査を実施した。調査項目はコロラド大学ボールダー校が使用している調査票に基づき,これまでの我々の研究成果を踏まえて追加したものである。特にヘルスリスク行動傾向項目は新たに作成したものであり,今回の研究によって日本で初めてヘルスリスク行動傾向尺度を開発したことになる。この尺度は今後.我々以外の研究でも大いに利用されることが期待できる。調査は平成13年12月〜14年3月にかけて東京都,岡山県の中学校1年生,高等学校1, 2年生を対象に実施したなおこの調査は縦断的調査として,同一対象者で3年間継続する。 さらに大学生(東京学芸大学,茨城大学)を対象として,携帯電話およびインターネットに関わるリスク行動調査を平成14年1月に実施した。これは近年問題となっている携帯電話使用中の事故や出会い系サイト利用による犯罪などの実態を調べることを目的とした調査である。これによって特に,携帯電話使用時のいわゆる「ひやりはっと体験」が非常に多いことが明らかになった。この調査も対象者を広げ,来年度も行う予定である。
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