2000 Fiscal Year Annual Research Report
過渡呈示刺激に対する視機能とVDTによる眼精疲労に関する研究
Project/Area Number |
12670378
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Research Institution | Nagano National College of Technology |
Principal Investigator |
岡島 英男 長野工業高等専門学校, 電子情報工学科, 助教授 (70152296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹前 忠 静岡大学, 工学部, 教授 (20115356)
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Keywords | 過渡呈示刺激 / VDT / 眼精疲労 / ランドルト環 / 正答率 / 神経節細胞 / オートレフラクトメータ / 眼屈折力 |
Research Abstract |
ランドルト環を呈示画像に用いた過渡呈示刺激装置の開発を行った.画像呈示用コンピュータと制御用コンピュータから構成される.呈示ランドルト環は,10×10ドットのサイズで,その色は黒で背景は白である.また,使用したCRTの分解能は,1280×1024と1024×768ドットの2種類で,リフレッシュレートはそれぞれ75,98Hzで被験者に応じて設定可能になっている. 被験者に対して3種類の実験を行った.第1実験では,ランドルト環を呈示する視距離に対する正答率特性を測定し,そのグラフより正答率100,75,50%の視距離を求める. 第2実験では,ランドルト環を白から黒にフェードインするときの過渡呈示時間に対する正答率特性を,上の3つの視距離について測定した.その結果,ほとんどの被験者で過渡呈示時間が20〜60msの範囲に最小値がある興味ある結果が得られた. 第3実験では,(1)過渡呈示時間が0msの場合,(2)第2実験で得られた最小値の時間の場合,(3)100msの場合の3種類についてランドルト環を呈示し開口方向をジョイスティックで回答してもらう簡単な視覚負荷作業を行い正答率特性を測定した.また,負荷作業5回ごとにオートレフラクトメータにより眼屈折力の測定も行った.その結果から,(1)と(3)の過渡呈示時間よりも,(2)の過渡呈示時間の方が正答率が下がらない(疲労が少ない)傾向があることが確認できた. この特性の理由として,神経節細胞であるX細胞やY細胞が関係していると考えられる.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 岡島英男,竹前忠 他: "過渡呈示刺激負荷に対する視機能の特性"電子情報通信学会信越支部大会. 講演論文集. 35-36 (2000)
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[Publications] 岡島英男,竹前忠: "視覚刺激負荷による視機能の特性"日本エム・イー学会東海支部学術集会. 講演論文集. 33 (2000)
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[Publications] 岡島英男: "ランドルト環を用いた視機能の評価法について"第8回計測自動制御静岡地区講演会. 講演論文集. 13-16 (2000)