2001 Fiscal Year Annual Research Report
EBV陽性T細胞、NK細胞に対して特異的T細胞免疫を誘導する研究
Project/Area Number |
12670802
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Research Institution | Aichi Cancer Center |
Principal Investigator |
葛島 清隆 愛知県がんセンター, 腫瘍ウイルス学部, 室長 (30311442)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴見 達也 愛知県がんセンター, 腫瘍ウイルス学部, 部長 (90172072)
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Keywords | Epstein-Barr virus / cytotoxic T lymphocyte / tetrameric MHN-peptide complex / HLA-A^*2402 / LMP2 / トランスレーショナルリサーチ |
Research Abstract |
T、NK細胞性リンパ腫、慢性活動性EBV感染症、バーキットリンパ腫、ホジキン病においてはEBV蛋白のlatent membrane protein(LMP)1または2が発現しており、これを標的とした免疫治療法確立の基盤的研究を行ない以下の成果を得た。 1)Computer-assisted algorismを用いて、HLA-A24(日本人の6割が保有)に結合するモチーフを持った9または10個のアミノ酸からなるEBV蛋白由来のペプチド、計42個を選択し合成した。 2)これらのペプチドをパルスしたHLA-A^*2402遺伝子発現T2細胞をstimulatorとして、あらかじめ樹立しておいたEBV特異的CTLをresponderとしてenzyme-linked immunospot(ELISPOT)アッセイを行った結果、CTLを刺激できるペプチド数個を見い出した。 3)EBV遺伝子をそれぞれ組み込んだワクチニアウイルス感染HLA-A^*2402線維芽細胞を抗原提示細胞としたELISPOTアッセイにより、当該ペプチドが内因性にプロセスされ、提示されていることを確認した。最終的に、LMP2、BRLF1、BMLF1、それぞれのEBV蛋白に由来する3個のHLA-A^*2402拘束性CTLエピトープを見い出した。 4)同定された新規EBV抗原3エピトープペプチドに加え、既報告のEBV特異的CTLが認識するエピトープペプチド3種を用いて6種のHLA-A^*2402-tetramerを作成した。いずれも対応するCTLクローンあるいはCD8^+T細胞を特異的に染色した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Kuzushima K.: "Efficient identification of HLA A^* 2402-restricted cytomegalovirus-specific CD8+ T cell epitopes by a computer algorithm and an enzyme-linked immunospot assay"Blood. 98(6). 1872-1881 (2001)
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[Publications] Kuzushima K.: "Longitudinal dynamics of Epstein-Barr virus-specific cytotoxic T lymphocytes during the posttransplant lymphoproliferative disorder"Journal of Infectious Disease. 182(3). 937-940 (2000)
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[Publications] 葛島清隆: "EBVおよびCMV特異的CD8+T細胞を検出するMHC-テトラマーの作成とその応用"感染・炎症・免疫. (印刷中).
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[Publications] 葛島清隆: "EBウイルスおよびサイトメガロウイルス特異的CD8+T細胞を検出するMHC-テトラマーの作成とその応用"臨床免疫. (印刷中).
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[Publications] 葛島清隆: "細胞性免疫からみたEpstein-Barr virus感染症"ウイルス. 51(1). 43-49 (2001)
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[Publications] 葛島清隆: "Epstein-Barr virus関連疾患におけるウイルス特異的CD8+T細胞の動態解析"臨床血液. 41(6). 487-490 (2000)