2000 Fiscal Year Annual Research Report
アトピー性皮膚炎乾癬発症に関与する樹状細胞機能異常に関する解析
Project/Area Number |
12670803
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
相場 節也 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (80159269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 聡 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (00271940)
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Keywords | アトピー性皮膚炎 / 樹状細胞 / IL-12 / IL-10 / CD86 |
Research Abstract |
アトピー性皮膚炎患者末梢血単球、また、それらにGM-CSF,IL-4,あるいは更にTGF-b1を加えるこのにより得られる真皮樹状細胞、ランゲルハンス細胞様細胞に、実際にそれらの細胞が生体内で遭遇する可能性のある種々の刺激、1)細菌由来の抗原、スーパー抗原、lipopolysaccharide、真菌抗原2)TNF-a、IL-1bなどのサイトカイン刺激、3)CD40 ligandを介する刺激を加えて、それらの細胞がどの様な変化を示すかをCD23,co-stimulatory moleculesの発現、IL-10,IL-12などのサイトカインの分泌を検討し、それらの変化を健常人コントロールと比較した。その結果、 a.アトピー性皮膚炎患者単球は、健常人対象と比較して、IL-4刺激に対するCD23分子の発現、TNF-α/IL-1βおよびSEA刺激に対するCD54分子の発現が増強していた。 b.一方、アトピー性皮膚炎患者単球では、健常人に認められTNF-α/IL-1β刺激に対するCD86分子の発現増強が観察されなかった。 c.アトピー性皮膚炎患者由来の樹状細胞においては、抗CD40抗体の刺激によるCD86分子の発現増強あるいはCD23分子の発現抑制効果が、健常人に比して低下していた。 d.単球よりのサイトカインの産生では、LPS刺激にともなうIL-10の産生が亢進し、また、IL-1βの産生は低下していた。 e.一方、IL-12p40の産生は、アトピー性皮膚炎患者の単球は、種々の刺激に対して、正常人対象に比して低下していた。 を明らかにした。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Aiba,S: "In Vitro treatment of human IGF-β1-treated monocyte-derived dendritic cells with haptens"Immunology. 101. 68-75 (2000)
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[Publications] Aiba,S: "Dermatofibroma with diffuse eosinophilic infiltrate"Am J Dermatopathol. 22. 281-284 (2000)
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[Publications] Manome,H,Aiba,S: "Dexamethasone and cyclosporin A affect the maturation of dendritic cells"Int Anh Allergy Immunol. 122. 76-84 (2000)