2000 Fiscal Year Annual Research Report
ISDNと市販パソコンを利用したCT/MRIの遠隔画像診断の実用性の検討
Project/Area Number |
12670884
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
加藤 明 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (70233773)
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Keywords | 遠隔画像診断 / 公衆回線 / ISDN |
Research Abstract |
佐賀医科大学放射線医学教室内の市販パソコンと協力施設の市販パソコンを公衆回線であるISDNにて結び、以下の実証実験を行った。 方法:協力施設にて撮影された頭部MRI画像データ30例分を同施設内の市販パソコンに取り込み元の75%に圧縮し保存(取り込む画像はイメージャーに出力されたもの。ファイル形式はJPEG)。佐賀医科大学よりダイアルアップでパソコン間を接続。佐賀医科大学側パソコンの操作にて画像データを取得。画像診断を行ったのち報告書を作成し報告書のファイルを佐賀医科大学側操作にて協力施設のパソコン内に転送した。病変の部位・数・性状を記録し、後に協力施設に出向きフィルムに出力された画像との対比を行った. 結果:1例あたりの平均転送時間は3分22秒。全症例において病変部位、数、性状について一致を見た。 考察:画像圧縮の程度が低く、転送に時間がかかったが、一致率は良好であった。実証実験が成功したので今後、圧縮率を上げていき、転送時間の短縮と画像診断能のがどこで折り合うかを調査する予定である。
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