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2000 Fiscal Year Annual Research Report

肝癌発生過程における低酸素の役割の実験的研究と臨床研究

Research Project

Project/Area Number 12670901
Research InstitutionWakayama Medical University

Principal Investigator

白井 信太郎  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (00192120)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 諏訪 和宏  和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60187820)
佐藤 守男  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (50154109)
岸 和史  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (70254547)
覚道 健一  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00112037)
寺田 正樹  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (80188680)
Keywords肝癌 / 発がん / 低酸素
Research Abstract

これまでの経過と今後の検討方向
実験肝硬変肝癌発生の準備段階としての検討を行なった。
(1)肝癌発生モデルとしてはラットによるコリン欠乏食モデルがもっとも自然であった。これによる本実験は開始から飼育終了まで10ヶ月要する。
(2)他の化学肝癌発生モデル(四塩化炭素やニトロソアミン類)はより早期に発ガンするが肝硬変の進行のため、十分な癌細胞の成立を見るまでラットが生存することが難しく、目的に適さないことがわかった。
(3)HIFはキットを用いて容易に測定可能であった。
反省点
1.試行錯誤のため準備段階で時間がかかった。本実験をコリン欠乏食モデルに変更すると、実務的には好都合ではあるが、予定よりさらに時間がかかることになった。
2.予期せず関連病院医師の病気休暇への補充のために実験日を返上せざるをえず、再開のめどが立たなかった。現在は関連病院医師は回復復帰した。
今後の展望:変更した動物実験計画と臨床試験の計画を実行する。
仮説の証明のため、実験肝硬変肝癌発生動物において硬変肝から異形再生結節および肝癌について、組織内酸素濃度、組織学的悪性度、HIF1a、VEGFなどの血管新生因子の発現量、capillarizationの程度をを横断的に観察し、量的なピーク時期を分析する。
1.ラットは(週でなく)毎月試料を得る。本試験ではコリン欠乏食モデルでは10X8x1.5=120匹を用いる。測定すべき物質にはHIF、VEGF,COX2,IGF、CD31(毛細管内皮細胞の密度の測定),IGF,VEGFR、PDGF、HGF、FGF、およびそれらのmRNAがある。マンパワーと費用の面から最低限はじめの2つを行なう計画に変更した。
2.臨床例では患者から得られた組織を液体窒素にて迅速に凍結して予備試験ができるか倫理委員会に働きかける(未承認)。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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