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2000 Fiscal Year Annual Research Report

Hirschsprung病の病因におけるErbB2遺伝子の関与の検討

Research Project

Project/Area Number 12671210
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

八木 実  新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (10251802)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金田 聡  新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (90313535)
岩渕 眞  新潟大学, 医学部, 教授 (00018326)
KeywordsHirschsprung病 / 病因 / ErbB2遺伝子
Research Abstract

神経堤細胞の発生が胎生5-12週に食道から直腸肛門に向けて遊走することにより始まりその過程で障害を受けHirschsprung病(以下、本症)が形成されるという事実から、本症の病因を解明する目的で神経堤細胞の発生過程に関与する様々な因子に対する検討が行われてきた。しかし、本症の病因となる遺伝子異常は現在までに報告されている遺伝子の異常(GDNF、NTN、Ret complex、エンドセリン3、エンドセリンB受容体、Mash1、Sox10)だけでは説明ができない。海外共同研究者が動物実験より推定されるErbB2遺伝子が本症の病因となりうる原因遺伝子であるかどうか臨床例を過去にさかのぼり血液サンプルや切除標本の遺伝子解析や特殊免疫染色を行い検討するため、小児対照例および本症術後例から白血球を分離しゲノムDNAをPCRで増幅させ、そのPCR産物(一本鎖DNA)における塩基配列変化をポリアクリルアミドゲルの中で電気泳動によって解析し、対照例でのゲノムDNAにおけるErbB2遺伝子の変異(deletion、point mutation、など)の有無を検討することとした。実際、これを行うに当たり、今年度はPCRサーマルサイクラーとSSCP用電気泳動槽が必要なためこれらを新たに導入、整備した。本症術後症例10例の患児および家族にインフォームドコンセントを行い同意の得られた患児から採血した血液からリンパ球を分離し凍結保存し検体の準備を行った。これをもとに次年度本症の忠実なモデルとなったErbB2遺伝子欠損conditionedノックアウトマウスを作成した海外共同研究者の米国Salk研究所Lee KF教授および同研究所の高部和明博士の指導のもと遺伝子解析を行いErbB2遺伝子異常の有無を検討する予定である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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