2000 Fiscal Year Annual Research Report
悪性グリオーマに対する腫瘍特異的HSV-1ベクターの開発と遺伝子治療の開発的研究
Project/Area Number |
12671357
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森内 秀祐 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (90322180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉峰 俊樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00201046)
大西 丘倫 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70233210)
丸野 元彦 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (10263287)
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Keywords | malignant glioma / glioblastoma / HSV-1 / gene therapy / virus vector / tumor specific promoter / E2F-1 |
Research Abstract |
Replication defective HSV-1 vectorを用いて悪性グリオーマ、中でも最悪性のグリオブラストーマの治療を行った。cytokineであるTNF-alpha、suicide gene therapyとしてHSV-TK同時発現するHSV-1 vector(TH/TNF)を作製した。TH/TNFの発現するTNF-alphaがHSV-TK/GCV系を増強する事を、in vitroおよびin vivoにおいて確認した。さらに、TNF-alphaによる放射線増強効果を期待し、γナイフの併用実験を行った。ヌードマウスを用いたヒトグリオブラストーマの治療実験において、TH/TNF+GCVとガンマナイフ併用群においてのみ、対照群と比較し90%で4倍以上の長期生存という相乗効果を確認した。現在、E2F-1 promoterを用いた腫瘍特異的HSV-1発現、さらにはTNF-alphaおよびconnexin-43の腫瘍特異的発現のHSV-1 vectorを現在、開発中である。
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