2001 Fiscal Year Annual Research Report
超高磁場MR装置を用いた興奮性アミノ酸画像による高次脳機能の解析
Project/Area Number |
12671388
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Research Institution | Meiji College of Oriental Medicine |
Principal Investigator |
梅田 雅宏 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 講師 (60223608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 憲明 株式会社ビーエフ研究所, 研究員
福永 雅喜 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 助手 (40330047)
田中 忠蔵 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 教授 (80163541)
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Keywords | ケミカルシフトイメージング / CSI / 'H-MR-S / fMRI / 3T / アミノ酸 / サーフェイスコイル |
Research Abstract |
平成13年度は、平成12年度に作成した高空間分解能を持つ1H-RMSケミカルシフト画像法を用いた健常人の脳のアミノ酸分布を定量的に求めるために、ケミカルシフト画像法から得られるMRSデータを分割して、解析ソフトウエアのLCModelにて処理することが主となった。さらにソフトを改良して、3D画像を用いて脳脊髄液の除去をない、観測領域内の脳実質の割合を補正するようにした。本年度ソフトウエアの作成と同時に、サーフェイスコイルを導入し、サーフェイスコイルによる感度の向上を図った。水信号を元にして位相を調整することにより、従来ケミカルシフト画像で得られた磁場の変動に伴う位相ずれが改善された。ピークの位置も安定して、画像の安定度を向上させることができた。しかし、参照信号としても水の測定時間の増加が伴っているのが問題であった。 脳賦活をケミカルシフト画像の測定時間の間行うことは困難であったため、化学シフト画像のFOVを小さくし、マトリックスを減少させ、分解能を落とさずに想定時間の短縮を試み、時間を短縮することが可能となった。このときでもN-アセチルアスパラギン酸などの代謝物質の濃度分布はかなり良好に保たれており、分布変化をとらえるには十分の感度が認められた。期限内に十分なfMRIとケミカルシフト画像から得られるアミノ酸分布画像を対応させることはできた。アミノ酸分布の変化を調べるまでには十分な解析ができなかっが、基本技術が確立しており、今後の研究によりさらなる成果が期待できると考えられる。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 田中 忠藏: "Functional MRIの基礎と臨床"脳神経外科ジャーナル. 9巻7号. 497-504 (2000)
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[Publications] 田中 忠藏: "MRIによる脳の機能画像"明治鍼灸医学. 25巻. 1-6 (2000)
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[Publications] 福永 雅喜: "機能的MRIによる補足運動野領域の活動の経時的変化に対する検討"認知神経科学. 2巻. 77-80 (2000)
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[Publications] 福永 雅喜: "機能的磁気共鳴画像を用いた脳機能の計量2-Event-related design"日本行動計量学会第28回大会 発表論文抄録集. 259-262 (2000)
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[Publications] 福永 雅喜: "脳のFunctional MRI"日本磁気共鳴医学会雑誌. 21巻6号. 204-216 (2001)
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[Publications] "MRIの原理と撮像法"メジカルビュー社. 175 (2000)