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2000 Fiscal Year Annual Research Report

脳血管平滑筋カルシウム感受性機構に及ぼす低酸素・静脈麻酔薬の影響

Research Project

Project/Area Number 12671456
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

富士原 秀善  新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (20251803)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤原 直士  新潟大学, 医学部, 助教授 (70181419)
Keywords脳血管 / 低分子量GTP結合タンパク / Y-27632
Research Abstract

成熟ブタの頭を開頭しWillis動脈輪を摘出、幅0.3mm、長さ3mmの脳血管条片を作成した後、β-escinを用いて膜を可透過とし
(実験1)
A)血管収縮薬(PGF2α、10-5M)投与による収縮
B)溶液のCa濃度を100nMから0.03mMの間で変化させた場合のCa依存性張力を測定した。さらに、上記に静脈麻酔薬ケタミン、サイアミラール(各0.1、0.3mM)を投与し、その影響を検索した。
血管収縮薬(PGF2α、10-5M)投与により、pCa6.7あるいはpCa6.5において(pCa=-log([Ca2+])、収縮が得られたが、これは、静脈麻酔薬ケタミン、サイアミラール(各0.1、0.3mM)を投与により影響を受けなかった。
(実験2)
さらに、脳血管収縮のCa感受性亢進における低分子量GTP結合タンパクRhoA、Rho-kinaseの役割を検索するために
1)上記(実験1)においてRhoAの阻害薬である酵素C3を投与し、細胞内のCa濃度を一定に保った状態で、どのように収縮が変化するかをみた。
C3(5μg/ml)投与により、PGF2αによる収縮は、有意に減弱した。また、細胞内のGTP結合タンパクを活性化するGTPγS投与による収縮も抑制された。C3投与は、Ca依存性張力には影響を与えなかった。
2)上記(実験1)においてRho-kinaseの阻害薬であるY-27632を投与しその効果を検索した。Y-27632(10-5M〜10-4M)投与により、GTPγS投与による収縮は、濃度依存性に抑制され、血管収縮薬(PGF2a、U-46619、エンドセリン-1)投与による収縮もY-27632(3×10-5M)投与によりほぼ完全に抑制された。Y-27632(10-5M〜10-4M)投与により、pCa6.7、pCa6.5、pCa6.3においては、Ca依存性張力は減弱した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 富士原秀善: "ブタ摘出脳_管におけるミオシン軽鎖リン酸化酵素抑制下弛緩反応に及ぼすケタミンの影響"脳循環代謝. 12・(未定). (2001)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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