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2000 Fiscal Year Annual Research Report

細胞増殖・アポトーシス制御による急性肺傷害の治療:II型肺胞上皮細胞、線維芽細胞、好中球、マクロファージの相互作用

Research Project

Project/Area Number 12671467
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

仁科 かほる  神戸大学, 医学部, 助手 (20311780)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三川 勝也  神戸大学, 医学部, 助教授 (40229662)
尾原 秀史  神戸大学, 医学部, 教授 (80030998)
Keywords呼吸窮迫症候群 / ケモカイン / アポトーシス / 好中球 / II型肺胞上皮細胞
Research Abstract

肺胞上皮の増殖、アポトーシスにあたえる影響を炎症条件下に検討した。
ラットよりエラスターゼ法によりII型肺胞上皮細胞分離培養した。コラーゲンコーティング上に肺胞上皮を培養し、エンドトキシン、インターフェロン、TNF-alphaを細胞培養液中に加え反応させた。
II型肺胞上皮細胞増殖は培養液中にKeratinocyte growth factorを添加することにより活性化されるが、エンドトキシン、インターフェロン、TNF-alphaは濃度依存性にKGFによる細胞増殖を抑制した。アポトーシス細胞の出現は、acridine orange,rhodamine,etidium bromideによる染色、蛍光顕微鏡による検出にて、濃度依存性にアポトーシス細胞、及びネクローシス細胞の増殖が観察された。KGFはアポトーシス細胞、ネクローシス細胞の出現を抑制した。
ラットの肺より、肺胞洗浄液を得て、肺胞マクロファージを分離した。マクロファージをエンドトキシンで刺激した後に、細胞培養上清中のnitric oxide synthaseによるnitric oxideの最終代謝物であるnitrate/nitriteの定量を行った。エンドトキシン刺激により培養上清中のnitrite/nitrateは時間依存的に増加した。現在、CINC(cytokine-induced neutrophil chemoattractants)の測定を予定している。
また、この培養上清を用いて、II型肺胞上皮細胞を培養したところ、エンドトキシンのみによる刺激の場合よりも強いアポトーシス誘導が見られた。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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