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2001 Fiscal Year Annual Research Report

侵襲回復期におけるAKBRのsupernormal levelの意義

Research Project

Project/Area Number 12671510
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

中谷 壽男  関西医科大学, 医学部, 教授 (70188978)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新谷 裕  関西医科大学, 医学部, 助手 (90309229)
赤堀 道也  関西医科大学, 医学部, 助手 (80278605)
KeywordsAKBR / supernormal level / 動脈血中ケトン体比 / 侵襲
Research Abstract

初年度、二年目はデータ集めに主眼をおいて、対象とする病状の患者のAKBRがどのような推移を示すのかの研究を行うための基盤作りを行ってきた。現在までの処、出血性ショックや敗血症でICUに搬入された患者を対象としてAKBRを追跡し、38症例を超える症例のデータを集積してきた。本研究の計画段階で想定したとおりに、出血性ショックや敗血症でAKBR低下をしめした症例の回復過程で正常範囲に戻るだけではなく、さらに正常とされる値を超えてAKBRが3.0、3.5といったsupernormal levelに移行してゆく事実が多くの症例で確認されている。ただ、どの程度の期間にわたってsupernormal levelを示した後、正常と考えられる範囲に落ち着くのかについて検討するためには、さらに多くの出血性ショック症例、敗血症性ショック症例が必要となる。これは、救命救急センターと言う性格上、患者が検査データ上も完全に正常化するまで追跡することが困難なため、どうしても患者の回復過程に入った時期のデータ集積が困難で欠損データが出がちなためである。本研究では正常上限値の設定が可能であるか否か、正常上限値を規定する必要があるか否かをも含めて検討しているが、従来よりAKBRは正常範囲下限値の設定しかなかったが、正常範囲を超えてAKBRが上昇する、すなわち、肝ミトコンドリアがhyperfunctionを示す状態があることは事実であるようである。
今後は、AKBRがsupernormal levelを示している間は肝エネルギーレベルが低いことを示すために、救命救急センターと言う困難な中での症例追跡ではあるが、さらに長期追跡臨床を増やし、鋭敏に機能を反映しうるプロトロンビン時間などをAKBRと組み合わせて検討したい。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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