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2000 Fiscal Year Annual Research Report

IL-2遺伝子導入頭頸部扁平上皮癌への免疫細胞応答

Research Project

Project/Area Number 12671680
Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

平林 秀樹  獨協医科大学, 医学部, 助教授 (00146185)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金谷 洋明  獨協医科大学, 医学部, 助手 (40265301)
Keywords頭頸部扁平上皮癌 / 腫瘍抗原 / MHCクラスI分子 / セファロースゲルカラム / ELISPOT / 高速液体クロマトグラフィー
Research Abstract

今年度は頭頸部扁平上皮癌細胞のへの免疫細胞応答において、腫瘍免疫に重要な役割を持つと考えられる腫瘍抗原について検討した。
(目的)頭頸部扁平上皮癌細胞MHC分子上に提示される腫瘍抗原の抽出を試みる。
(材料、方法)頭頸部扁平上皮癌培養細胞(PCI-13)を4x10^9個まで大量培養し、細胞を回収後に蛋白分解酵素阻害剤を加えた緩衝液中で細胞を融解した。遠沈後にその上清のみ採取し、抗MHC class I抗体を吸着させたセファロースゲルカラムを通過させた。カラムには腫瘍抗原が癌細胞MHC分子とともに結合したと考えられ、酸にてこの腫瘍抗原を抽出した。高速液体クロマトグラフィーを用いてこの抽出液から60の分画(ペプチド溶液)を作成した。あらかじめ樹立されていたPCI-13特異的細胞障害性T細胞(PCI-13CTL)を用いて、これらの分画を評価した。これにはELISPOT assayを用いた。96穴のプレートを用い、2000個のPCI-13CTLにそれぞれの分画を加え、24時間のインキュベート後にγ-IFN産生のみられたCTLの頻度を計測した。
(結果)ELISPOT assayでは、4ケ所の分画でCTLによる高度のγ-IFN産生が確認され、おそらくこの分画中に目的の腫瘍抗原が含まれていると考えられた。今後、この腫瘍抗原を認識するCTLを誘導する予定であり、誘導できた場合、T細胞の腫瘍に対する免疫機構が明らかになるものと考えられる。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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