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2001 Fiscal Year Annual Research Report

気管結紮による胎仔低形成肺の膨張のメカニズムに関する研究-胎児内視鏡手術の開発をめざして-

Research Project

Project/Area Number 12671743
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

森川 康英  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (90124958)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤野 明浩  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50306726)
星野 健  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (70190197)
Keywords先天性横隔膜ヘルニア / 低形成肺 / ナイトロフェン / KGF / Bmp4 / RT-PCR / 成長因子
Research Abstract

今年度はラットモデルにおける低形成肺を対照とする実験を中心に行い、あわせてこれまでの実験結果をさらに発展させるために、KGFのmRNAの発現をこれまでのRT-PCRに加えて、ノザンブロットによる定量的検討を引き続きおこなった。KGFの発現についてはそのデータが実験毎に再現性が得られず、その原因は胎児肺組織から充分なRNAを得ることが出来ないことによるものと考えられた。
その結果E13-14の胎仔肺15検体よりmRNA0.1μg以下のRNAを抽出するための検体処理方法とmRNA抽出法を決定した。
平行してKGFに加えてRT-PCRによりFGF-10,BMP-4,Shh, TGF-β、HGFおよびそのレセプターmRNAの発現をナイトロフェンによる横隔膜ヘルニアラットと対象ラットについて比較検討を行った。それぞれのプライマーの特性の把握のためアニーリング温度と伸長反応時間に関する検討を行ったがKGFについてはE13胎仔肺ではこれら成長因子のmRNAの発現を認めていない。一方、Bmp4はE13-14について対照例との間に全身レベルでの発現の差を認めなかった。今後肺における検討を行うが、RNAの量の問題はさらに解決の必要がある。
E12-13胎仔肺についてKGFのmRNAの発現の局在をin situ bibridizationにより検討したがwhole mount標本では発現はあきらかではなかった。
E12胎仔肺の培養方式を基質をマトリゲルとすることにより72時間培養によりほぼ100%の検体で成長が認められるようになった。
低形成肺の成因にはこれらの成長因子がどのように関与しているかは未だ明らかには出来ていないが、現在DNAの脱メチル化の変化からその原因を検討するために、RLGS法による検討を開始している。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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