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2000 Fiscal Year Annual Research Report

歯周病原性細菌の線毛DNAワクチン接腫によるマウスの粘膜免疫応答の誘導

Research Project

Project/Area Number 12671769
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

川端 重忠  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (50273694)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡本 成史  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50311759)
中川 一路  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 講師 (70294113)
浜田 茂幸  大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (60028777)
Keywords歯周病 / Porphyromonas gingivalis / 線毛 / DNA ワクチン / 粘膜免疫 / IgA / 顎下腺
Research Abstract

歯周病原性細菌であるPorphyromonas gingivalis線毛DNAワクチンの発現効率を検討するため,サイトメガロウイルスあるいアデノウイルスのプロモーターを有する哺乳動物細胞発現プラスミドベクターを用いてNIH3T3細胞に遺伝子導入した.線毛をコードするfimA遺伝子のmRNA発現をサーマルサイクラーを用いたReverse Transcription(RT)-PCRにより確認するとともに,組換え線毛タンパクの発現をウサギ抗線毛抗体を用いたELISA法により測定した.その結果,サイトメガロウイルスベクターであるpcDNA3がもっとも線毛タンパクの発現効率に優れていることが明らかとなった.また,そのタンパク発現はウェスタンブロット法によっても確認でき,哺乳動物のコドン使用頻度との適合を考慮する必要はなかった.
また,実験動物の顎下腺に直接DNAワクチンを投与し分泌型IgA抗体の産生を誘導するため,外部から経皮的に当該組織にアプローチする方法と顎下腺開口部より逆行注入により投与する方法をラットを用いて試みた.前者の方法は顎下腺に試料が注入されるものの,一部が組織外へ漏出することが観察された.後者の方法では確実に顎下腺にワクチンが投与でき,腺外に漏れることはなかった.現在,第2年度の計画に向けて,ラットを用いて線毛DNAワクチン投与による免疫応答を検討するとともに,マウス顎下腺への逆行注入法の確立を模索している.

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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