2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12671776
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
植村 正憲 鹿児島大学, 歯学部, 教授 (00034215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾木 秀直 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (10315426)
中嶋 充生 鹿児島大学, 歯学部, 助手 (90217711)
安井 金也 鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (70191111)
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Keywords | thalamus / VPMpc / insular cortex / taste / rat |
Research Abstract |
本研究は味覚の中枢神経系内における神経回路網を明らかにしようとするものである。現在までこの回路網は電気生理学的および形態学的に或る程度明らかにされているが、動物種差による相違や、味覚回路網に含まれる化学受容回路(いわゆる味覚)・一般感覚(thermal,tactile,noxious)回路および内臓感覚回路の線維連絡に関しては不明な点が多い。ラットで味覚の中継核として中心的役割をはたしている視床後内側腹側核の内側部の小細胞部(parviceller part of the posteromedial ventral nucleus(VPMpc))の範囲を、すなわち結合腕旁核にWGA-HRPまたはbiotinylated dextran amineを電気泳動注入して、そのVPMでの投射を確定した。ラットの場合はこの部は小細胞性には見えないので範囲を確認する必要があった。次にVPMpc領域に前記トレーサーを注入多結果、Insula corextの4〜5層を中心とした全層と中心外側核(CeL)中心としたamygdaloid nucleusに投射していた。またそれ以外に大脳基底核の基底部(FStr)にも投射線維か通過線維か不明だが、明らかに標識された線維が認められた。これらの投射は逆行性にもHRPを投射部位に注入して、投射神経細胞を標識することでも確認された。FStrへの投射の有無は、電子顕微鏡で確認しなければ確定はできない。またFStrはCeLの吻側延長とも考えられ、これが基底核の一部かどうかは確定できなかった。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] M.Nakashima,M.Uemura,K.Yasui,H.Ozaki,S.Tabata,A.Taen: "An anterograde and retrograde tracer-tracing study on the projections from the thalamic gustatory area in the rat : distribution of neurons projecting to the insular cortex and amygdaloid complex."Neuroscience Research. 36. 297-309 (2000)