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2000 Fiscal Year Annual Research Report

^<11>C-Cholineを用いた口腔癌のPET診断

Research Project

Project/Area Number 12671837
Research InstitutionIwate Medical University

Principal Investigator

小豆島 正典  岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (00118259)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 仁  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (40316401)
Keywordsグルコース / コリン / PET / 癌細胞
Research Abstract

1.培養癌細胞の細胞周期と18FDGの取り込み
グルコース類似薬のFluorine 18-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose(18FDG)は、悪性腫瘍診断のための重要なRIトレーサーとして知られている。癌細胞への18FDG uptakeは、癌細胞自身の糖代謝亢進を反映したものであるが、今期の研究では、さらに18FDG uptakeの細胞周期依存性を、培養癌細胞のHeLa細胞を用いて調べた。またDNA合成期に細胞に取り込まれるbromodeoxyuridine(BrdU)-FITCを用い、18FDG uptakeとBrdU uptakeとの関連について調べた結果、次のようなことがわかった。
(1)HeLa細胞はTdR法により良好に細胞周期同調された。
(2)18FDG uptakeは、S期で最大となり、G2,M,G1期には急峻に減少することがわかった。
(3)BrdU uptakeと18FDG uptakeの関連を調べたところ、uptakeのtime courseが類似していることから、18FDGはDNA合成に伴って細胞に取り込まれることがわかった。
(4)以上の所見から、18FDGは、相対的にS期にある細胞が多い、細胞分裂活性の高い癌組織に、より多く取り込まれることが推測された。
2.癌細胞RIトレーサーとしての11C-Cholineの役割
11Cは、前述の18FDGと同様、ポジトロンCTで用いられるポジトロン核種である。cholineは癌細胞膜の重要な構成要素であり、11C-Cholineは癌細胞のトレーサーとして用いられる可能性がある。今期の研究では、18FDGの研究と平行し、11C-Choline合成法を確立し、これがHeLa細胞に取り込まれる可能性について研究した。そして次のような結果が得られた。
(1)11C-Cholineは18FDGと同様にHeLa細胞にuptakeされることがわかった。
(2)11C-CholineとHeLaとのincubation timeは1時間前後が良いことがわかった。またその時の細胞数は2〜5x10^6個/10mlが安定した成績が得られることがわかった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 小豆島正典: "口腔癌に対するFDG-PETのfalse positive症例の検討"NMCC共同利用研究成果報文集. Vol.7. 40-45 (2000)

  • [Publications] 小豆島正典: "HeLa細胞のDNA合成過程における18FDG取り込み変化"NMCC共同利用研究成果報文集. Vol.7. 273-278 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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