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2001 Fiscal Year Annual Research Report

キャスタブルセラミックスの改良

Research Project

Project/Area Number 12671906
Research InstitutionThe Nippon Dental University

Principal Investigator

畑 好昭  日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (90060433)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村田 容子  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (00297962)
畑 秀一  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (10297963)
多和田 泰之  日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (60179918)
金井 史子  日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (90307968)
Keywordsキャスタブルセラミックス / セラミング / 曲げ強さ / β-スポジウメン / マイカ
Research Abstract

今回は、鋳造開始から結晶化熱処理(セラミング)に至るまでの操作で起こる温度変化と強度試験の経過について報告する。
注湯後のリング内の温度変化を調べるために、試料中央部表面に熱電対(Rタイプ:白金-ロジウム系)を取り付けて埋没、鋳造機の回転時間を10秒および20秒の2条件で製作し、回転終了後の温度変化をデジタル表面温度計HFT-50(安立計器株式会社製)にて測定した結果、回転時間は注湯後の降温速度にはあまり影響せず、2条件間に大きな違いはみられず、注湯後リング内温度はほぼ20℃/minで安定しており、注湯後2分30秒後には係留温度の520℃を下回るという結果が得られた。
また、鋳造後の温度管理による強度への影響を調べるために、4×3×25mmのサイズのアクリルパターンをリン酸塩系埋没材(ユニベストフリー:松風)にて埋没し、鋳造後、リングを炉内にて520℃で5,95,185分間の3条件で係留した。その後、炉内にて5℃/minで徐冷、および炉外にて放冷の2条件で冷却した。それらを#2400まで研磨後、3μmダイヤモンドおよび0.04μm OP-U(丸本ストルアス株式会社製)により琢磨し、結晶化炉でセラミングを行い、機械的性質の指標として3点曲げ試験(I.S.O.6872)を行った結果、係留時間に関係なく、炉内にて5℃/minで徐冷したものが、炉外にて放冷したものより高い曲げ強度を示し、185分関係留後、炉外にて放冷したものが特に低い強度を示した。
今後は、βスポジウメンおよびマイカの添加による性質への影響を検討する予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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