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2000 Fiscal Year Annual Research Report

遊離のテルペノイド類の生物活性の検討

Research Project

Project/Area Number 12672077
Research InstitutionSetsunan University

Principal Investigator

稲田 昭  摂南大学, 薬学部, 助教授 (70095305)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 勤  摂南大学, 薬学部, 教授 (10028855)
Keywordsトリテルペノイド / ステロイド / セスキテルペノイド / ジアミド化合物 / アグライア属植物 / 抗発癌プロモーター活性
Research Abstract

研究実施計画にもとずき、センダン科(インドネシア、ボゴール植物園より試料を調達)および日本の主として南西諸島に生育する植物を葉部を中心に採取し、各部位ごとに抽出しおのおののエキスを作製した。このうち今年度は先ずセンダン科Aglaia属植物につき成分の検索および生物活性の検討を行ない、次に示す(1)-(4)の結果を得た。
(1)Aglaia grandisの葉部よりすでに報告したプレグナン型ステロイドやサイクロアルタンヒドロパーオキシド型トリテルペノイドの他に、新たにアロマデンドラン型セスキテルペノイド1種と3種の新規プトレスシン(=1,4-butanediamine)ジアミド体を単離し、それらの構造を決定した。また本植物の細枝からはこれまでに数種のセスキテルペノイド類等を単離し、それらの構造については現在検討中である。
(2)Aglaia ellipticaの葉部からは、新規および既知アミノピロリジンのジアミド体、各々2種を3種のサイクロアルタン型トリテルペノイドとともに単離し、それらの構造を決定した。
(3)すでに成分解明を行ったAglaia harmsiana葉に含まれるサイクロアルタン型トリテルペノイド類の内、側鎖部24-位の水酸基の絶対配置が不明確であった化合物のX線結晶構造解析を行い、水酸基の絶対配置が推定どうり(R)-配置であることを明らかにした。
(4)Aglaia属植物の特異成分である各種アミノピロリジンジまたはプトレスシンジアミド類の中で、含量の多いodorine,odorinol(=2-hydroxyodorine)について、in vitroの系での抗発癌プロモーター活性を検討し,これらに強い活性があることを明らかにした。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Akira Inada: "Three putrescine bisamides from theleaves of Aglaia grandis"Phytochemistry. 53. 1091-1095 (2000)

  • [Publications] Kinkini Bhattacharyya: "(24R)-24,25-Dihydroxycycloartane-3-one"Acta crystallographica Sect.C. C56. 979-980 (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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