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2001 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子ノックアウトマウス作製によるプロリルエンドペプチダーゼの脳における機能解析

Research Project

Project/Area Number 12672105
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

秋光 信佳  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (40294962)

Keywordsプロリルエンドペプチダーゼ / ノックアウトマウス / ES
Research Abstract

マウスプロリルエンドペプチダーゼは、N末側とC末側のペプチダーゼドメイン、並びに中間のプロペラードメインから構成されている。この蛋白質をコードするマウスプロリルエンドペプチダーゼ遺伝子は、15のエクソンから構成されている。この内、エクソン6は、プロペラードメインを構成するペプチドをコードする。エクソン6の遺伝子欠損マウスの作出を試みた。まず、129系統のマウスのゲノムライブラリーより、プロリルエンドペプチダーゼ遺伝子をクローニングした。得られたゲノムDNAを元に、エクソン6にネオマイシン耐性遺伝子を置換したターゲティングベクターを構築した。エレクトロポーレーション法を用いて、ターゲティングベクターをマウスES細胞に導入し、相同組み換えにより、ES細胞ゲノム上のプロリルエンドペプチダーゼ遺伝子が破壊されたES細胞を樹立した。さらに、このES細胞を用いて、キメラマウスを作出した。現在、作出したキメラマウスからES由来のF1マウスが誕生するかについて調べている。またプロリルエンドペプチダーゼ遺伝子の両アリルを破壊したES細胞の樹立が可能であるかに付いて検討した結果、両アリルを破壊したES細胞の樹立が可能であった。得られたES細胞では、プロリルエンドペプチダーゼ酵素活性は全く検出されなかった。また、得られたプロリルエンドペプチダーゼ遺伝子欠損のES細胞の増殖は、野生型ESと同程度であった。この結果は、本遺伝子がES細胞の増殖には不必要であることを初めて示した結果である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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