2001 Fiscal Year Annual Research Report
育児期の女性のストレスと家庭内暴力の関連要因及び看護アプローチの構築に関する研究
Project/Area Number |
12672330
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
WEINGOURT Rita 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (20322331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 いずみ 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (50285011)
吉野 淳一 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教授 (80305242)
丸山 知子 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (80165951)
吉田 安子 札幌医科大学, 保健医療学部, 助手 (40285010)
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Keywords | 育児期の女性 / 夫の暴力 / 育児としつけ / ストレス |
Research Abstract |
本研究の目的は、幼児をもつ母親に対する夫の暴力の実態と母親の身体的、心理的側面への影響、および育児への影響との関連について明らかにし、看護アプローチを構築することである。 調査は乳児期から幼児期2年間の縦断的調査である。本年度は下記の通り実施した。 1.対象は札幌市6ヶ所の保健センターの4ヶ月児健診を受診し、調査に承諾の得られた母親1500名に質問紙を直接手渡し、その後承諾書と共に郵送によって回収した。その結果、551名(36.7%)から回答が得られ、そのうち継続調査に同意の得られた者は483名(88.0%)であった。 2.上記第1回調査(基礎調査)の主な内容は、対象者の基本的属性や児の健康状態、サポート状況に関するものである。その結果、専業主婦が約83%、結婚・同居している者が約96%で、初産婦が約60%、経産婦約40%であった。対象の状態に偏りはみられず統計的処理に問題はなかった。継続調査に不参加の66名についても統計的処理を行っている。 3.追跡調査第1回調査は産後10ヶ月時に自記式質問紙及びGHQ調査用紙を郵送法によって行った。483名のうち376名(回収率79%)から回答が得られた。現在分析中である。 4.自由記載のうち、相談、悩み事に対しては対象者の希望する方法(手紙や電話等)によって対応している。これらの内容についても分析中である。 現在、夫の暴力と児の虐待に関連する質問紙を作成中であり、3月中に調査予定である。
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