2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12672332
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
内藤 和子 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (00155631)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 英子 福島県立医科大学, 看護学部, 助手 (90305384)
石田 登喜子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (80305383)
太田 操 福島県立医科大学, 看護学部, 助教授 (20289870)
渡辺 恵美子 福島県立医科大学, 看護学部, 助手 (00305385)
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Keywords | 助産婦 / 産婆 / 歴史 / 活動 / 技 |
Research Abstract |
助産婦聞き取り40名、再訪問によるVTR撮影(技のため)6名を対象として調査を行った。県内の3地方(会津、中通り、浜通り)とも含まれていた。 結果:対象の年齢は74〜94歳(平均82.3歳)、県内の3地方とも含まれていた。助産婦を開業した年齢は21〜40歳(平均27.6歳)であり、開業以降の看護職の通算年数は26〜65年(平均44.6年)であった。 1.活動内容では正常な妊産婦に対しては学校で習った科学的な方法を用いてケアし、特に分娩時の緊急事態には母児の生命を救うために敏速で正確な判断と対応をした。対象には個別の関わりをし、妊婦の最大の理解者であった。分娩環境の改善や妊婦が持っている自然の力を発揮できるように励まし、技としては妊娠中からの生活指導、分娩介助の技術(会陰保護術)、緊急時の対処法、家族や地域とのコミュニケーションの方法があった。 2.受け継いでいきたい技としては、妊娠中から継続して個別の関わりを持って対象個人をよく知ること、人間が持つ自然の力を最大限に発揮して、妊娠・分娩がより正常に経過するように導くこと、異常を予測し緊急時に対処できること、個人に適したコミュニケーションができることである。フロンティア精神も旺盛で、いち早く自転車や車を乗りこなして対象の母児の生命を救った。母児家族の健康が維持増進できるよう因習を改善した。常に自己研鑽して、社会情勢や新しい医学知識を吸収し、時代や地域住民のニーズに応えていることも受け継いでいきたいことである。
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