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2002 Fiscal Year Annual Research Report

臨床看護場面における看護行為と院内感染に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12672352
Research InstitutionToho University

Principal Investigator

遠藤 英子  東邦大学, 医学部, 助教授 (80223684)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸田 すま子  東邦大学, 医学部, 講師 (00331471)
Keywords包交車 / 針刺し事故 / 手洗い / 新人教育
Research Abstract

1.交車のあり方検討(H12年度から引き続き取組んでいる。)
1週間に1回の交換が慣例である包帯交換等に使用する綿球および容器の清潔度把握のために細菌学的調査を行った。結果、頻回に使用されるイソジン綿球、容器内壁等の汚染があり、交差感染が生じていると考えられた。消毒スペクトルの同じ薬品もあり、包交車は雑然とした状態で清潔感にかけていた。
一方、H12〜H14年にかけ、単晶、ディスポ製品の導入を進めた。「1患者1処置1トレイ」をめざし、各病棟のリンクナースがその病棟に合った包交車から材料車への転換を検討するよう指導し、実践可能なところから変更しつつある。中央材料室でのランニングコストの算出結果、削除できていることも立証した。
今年度2〜3月にかけては院内のオーデットのための巡視を実施し、結果は整理中である。
2.職業感染防止に関する分析と対策
4年間の針刺し・切創事故報告の分析を基に教育方法を計画・実施・評価した。結果、看護師の経験年数1年未満の事故発生の割り合い33%は、他の臨床経験年数の看護師より高くなっている。そこで、新人教育に真空採血管による採血の技術チェックを含めて行った。針刺し事故報告を出した9名は、1年前の感染対策委員会の新人教育での採血技術チェック項目で患者の未確認と針捨て容器の置き場の適切性に欠けていた。
3.看護業務と手洗い効果に関する調査
NICUでの看護者の援助過程での手指汚染状況を3名のナースを対象に参加観察法をしながら、手指等をHI寒天培地にスタンプ法で接種した。12床中2名の患児はMRSAを保有していた。結果、ナースの援助後の手洗いはしているが、54.5%の除菌率であった。クベース窓ボタンの開閉時の未消毒も要因となっていると考えられることから、それに対する対応はすぐとられた(そのつどのアルコール綿消毒をすることになった)。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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