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2002 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の転倒予防に焦点をあてた立位姿勢保持能力の向上プログラムに関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 12680029
Research InstitutionKOBE UNIVERSITY

Principal Investigator

岡田 修一  神戸大学, 発達科学部, 教授 (70152303)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高田 義弘  神戸大学, 発達科学部, 助教授 (90216664)
Keywords高齢者 / 立位姿勢保持能力 / 加速度外乱 / 身体トレーニング
Research Abstract

高齢者(トレーニング群、対照群)を対象に、1年間のトレーニングを実施させ、身体トレーニングが加速度外乱に対する姿勢保持能力に及ぼす影響について多角的な検討を行った。すなわち、トレーニング前の加速度外乱に対する足圧中心動揺身体各関節の変動及び下肢筋の筋電図を分析するとともに、感覚・運動機能及び起立・歩行能力の測定を行った。その後、トレーニング群は、これまでの研究成果をふまえたうえで考案された種々のトレーニングプログラムを1年間実行した。トレーニング開始から6ヶ月後にトレーニング群と対照群の外乱に対する足圧中心動揺、身体各関節の変動及び下肢筋の筋電図応答、並びに感覚・運動機能、起立・歩行能力の測定及び転倒に関する調査を行った。さらに、トレーニング開始から1年後にも同様な測定及び調査を行い、現在、1年間のトレーニング後の測定値について分析を行っている。
これまでの分析・検討から、以下の結果が得られた。
1)6ヶ月間のトレーニングにより、加速度外乱に対する姿勢保持能力には変化がみられなかった。
2)6ヶ月間のトレーニングにより、下肢筋の筋力と下肢及び股関節の関節可動域が増加する傾向を示した。
3)6ヶ月間のトレーニング後、固有感覚能には変化がみられなかった。
4)6ヶ月間のトレーニングにより、起立能力に向上がみられたものの、歩行能力には変化がなかった。
5)6ヶ月間のトレーニング後、足圧中心動揺と身体各関節変動の相互関係には、変化がみられなかった。
6)6ヶ月間のトレーニング後、下肢筋の筋電図の潜時、並びに足関節の底屈筋と背屈筋の共収縮指数には変化がみられなかった。
現在、1年間のトレーニング効果について分析を行い、加速度外乱に対する姿勢保持能力向上を目指した運動プログラムの有効性について検討を行っているところである。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 岡田修一: "高齢女性転倒経験者の加速度外乱に対する姿勢運動パターン"教育医学. 48・2. 265-271 (2002)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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