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2001 Fiscal Year Annual Research Report

子どもが生活文化を体得する過程に関する実証的研究

Research Project

Project/Area Number 12680099
Research InstitutionJoetsu University of Education

Principal Investigator

大瀧 ミドリ  上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (40056388)

Keywords2歳児 / 母親 / 生活文化 / スクリプト / スロット / ままごと遊び
Research Abstract

本研究の自的は、子どもの生活を象徴するままご遊びに関するスクリプトの形成を指標とし、1歳児を対象に3年間継続研究を行い、子どもが遊びを介して生活文化を体得する過程を明らかにすることにある。
本年度の研究対象は、2歳0か月児とその母親47組(男児15名、女児32名)である。対象児の誕生日の前後2週間以内に大学の観察室に来所を依頼する。観察方法及び分析方法等は、1歳児の場合と同様である。以下の結果を得た。
(1)子どもの表出するスロットは、その種類数、出現ともに、母親の表出するスロットと類似の経口が認められた。
(2)日常生活の主要行為である「喰べる」「飲む」スロットは母子ともに多く表出し、子どもには調理や供応に関するスロットの表出が多く、母親には飲食時のマナーや「おいしいという」スロットの表出が多く認められた。
(3)母親は、子どものスロットに対して、新たなスロットを付与し、統合させる機能を果たしており、2歳0か月時においても、母親はスクリプトの構造化に重要な役割を持つことが示唆された。
(4)多くの子どもから表出された自発のスロットは、時系列的関係の中核をなしていることが明らかになった。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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